第64回
○○に着目すると、自信が無くなる。
自信があるってどういうこと?
自信が無いってどういうこと?
あなたの「自信がない時」
「自信がある時」の違いって
ご存じですか?
§§
「自信がある」という時は
実は、
何かの「成果」に注目している状態なのです。
例えば、
「テニスには自信がある」
「接客には自信がある」
「節約には自信がある」など
自信がある状態は
自らの能力で
何かしら「成果」が
得られることを確信している時です。
なので、あなたの「自信がない」という時は、
「成果」をあげることができないと
思っている時です。
「プレゼンテーションに自信がない」
「運動には自信がない」
「人をまとめるには自信がない」
と
成果にフォーカスしています。
そして、
もうひとつ、
漠然とした「不安」を感じている
「自信が無い」もあります。
他人と比較し優劣にフォーカスした
自信の無さです。
§§
自分自身の存在の価値
「存在」=「在り方」
どんなに「成果」をあげても
お金がたくさんあっても
有名になっても
功績を残しても
容姿端麗でも
「自信がない」という人がいます。
それは
優劣の「成果」に影響されています。
客観視したら分かりますが、
優劣に関して「成果」をあげようとすると、
上には上がいます。
自分はまだまだだ・・・。と、
劣等感を感じたり
戦ったりしていて
漠然的で抽象的な「不安」を感じているのです。
基準値が定まっていないので
感覚的に
「自分は人より劣っている」
「人より評価が下だ」
「自分はダメだ」と
考えてしまいます。
§§
あなたはいい人ですか?
「いい人」=「自信がない人」
自分に自信が無い人は、
自分を大切にすることが出来ません。
常に自分のニーズより、
他の人のニーズを優先してしまいます。
自信のなさのゆえに、
「人からどう思われるか」を圧倒的に優先しています。
自分の価値が低いと思っていると、
他人の方が優れているということになります。
ダメな自分を否定されたくない、
見抜かれたくないために
自分の気持ちや意見を言わないこともあります。
そういうことを繰り返していくうちに、
自分の気持ちや考えが分からなくなります。
セッション中
「あなたはどうしたいですか?」
と、聞くと
「分からないんです。」と言って涙される方もいます。
自信のない人は、
自分の考えや気持ちよりも
相手が喜ぶことを優先してきたので、
いざとなると
自分の気持ちが分からないということがおきます。
また、自信のない人は、
ファッション、
学歴、仕事、評価など、
外見に敏感になります。
外見を磨いて自信がつく場合もありますが、
大半は、外見に求めれば求めるほど
自分に満足できなくなります。
つまり、ダイエットして美しくなると
異様なほどの「執着」が始まり、
維持を継続させようとします。
資格取得なども同じことがおきます。
資格を取り「すごい」と言われたら、
その「すごい」を継続するために資格マニアになっていきます。
注意すべきことは、
成果や結果に自信に重きをおいている人は、
状況次第では簡単に倒れてしまいます。
★★
中学校でトップの成績で自信があったのに、
高校に入ったら、
自分よりできる人が何人もいた、とか、
県内の高校の陸上の成績がトップだったのに、
大学に入るとトップ10すら入らない、
前の職場ではトップ成績だったのに、
トップ成績をとっても全く認められないなどの
状況になると
一気に無力さを感じはじめ、
逃げてしまいます。
成果を気にせずに
やりたいことを楽しむことが
自分自身を大切にすることになります。
§§
自信のなさと不安を一緒にしない
人が不安を感じることと
自信が無いと思っていることは
一緒ではありません。
ある状況に関して不安を感じるのは、
そこに安全が確保されていないのですが
自信が足りないからではありません。
不安を感じるというのは、
危険を感知している場合もあり、
立派に自分を守ろうとし、
ただ、安全を確保しようとしている状態です。
それは、自信がないという状態ではありません。
新しい場所で新しい仕事に就く時に、
「自信がありません」というのではなく、
未知の場所なので、
安全が確保されてない状態であり、
不安なだけです。
そこに「自分はダメだ」、とか、
「自分には自信はない」とかは関係ありません。
過去、なにかしらの失敗があり、
誰かに注意され衝撃を受けたことがあったとします。
この場合、二度と同じ事を繰り返したくないため、
「こうしてはダメ、ああしてはダメ」という気持ちになります。
これは誰もが持っている防御機能のひとつです。
この状態が自分の自信のなさに繋がっているようにも感じることもあるかもしれませんが、
ただの「衝撃への防御反応」なのだと気づいておきましょう。
★★
「こうしてはダメ、ああしてはダメ」を繰り返すうちに、
「なんとかしなければ」
「今よりもっとよくしなければ」と
意識が過去の経験での防衛反応と、
未来同じ事を起こしてはいけないという、
過去と未来へと向いてしまい、
「今」を生きられなくなります。
「今のままではダメだ」という気持ちは、
向上心があり良い面もありますが、
あまりにもそこに執着してしまうと
慢性的なストレスとなることも知っておきましょう。
この「今」をいきるということですが、
自信がない人は「今」を楽しむことが苦手です。
そして、忙しい人も「今」を楽しむことが苦手のようです。
§§
自分の不安を解消するためにおススメは
「今を楽しむ」時間を増やすこと
と、言われても、
何をしたらいいの?
と、
思う方もいると思いますので
今回は具体的なおススメの行動です。
私がおススメする「今」を
楽しむ方法は集中できることを探すことです。
海や山に行って自然の中で過ごすなど、
「見て」「聞いて」「感じて」「味わって」「香って」の
五感を楽しめる場所や時間を増やすのです。
気軽にできる
大地と繋がる健康法
「アーシング」も、おすすめです。
アーシングとは、「アーシング」は、
アルファベットで表記すると“earthing”。
“earth”は「地球」「接地する」という意味があり、
アーシングは、「体を地面と接地させる健康法」のことを指します。
やり方は簡単です。
裸足になって大地に立つこと。
それによって体内に溜まった有害な静電気を地中に排出するのです。
それと同時に、
地中から自由電子を体内に
取り込むことができます。
この時、
地球と自分を意識し、呼吸をするのです。
体内電気が安定し、
血流が改善して自律神経が整います。
特に有効とされている場所は
「海」ですが、
芝生や土の上でも十分に効果があります。
裸足で地面と繋がる感覚を
五感で楽しむことです。
今から秋の季節にかけて地球と繋がる、
地球にサポートしてもらうアーシングはじめてみませんか?