自信をつける方法

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第57回 自信をつける方法

 

あなたは自信がありますか?

 

自信が無い人って、どういう風な人だと思いますか?

肩を落とし、おどおどしている人を想像しますか?

 

いつも誰かの言いなりになって、

びくびくしている人をイメージしますか?

 

「自信が無い」と

思っていても

全く問題ありません。

 

自信が無いという思いは

大切なことに気づかせてくれているのです。

 

・・・・・・・・・

 

ご存じの方もいると思いますが、

ダニング・クルーガー効果というものがあります。

 

これは、能力の低い人ほど

自分を高く評価するという現象で

「自分は優れている」と自信過剰になってしまう人です。

 

根拠がない自信というのも

非常に大切ですが、

(根拠のない自信=自分の心で湧き上がってくるもので、無意識的にあるものです。)

ここでいうのは「自信」は、

「自分自身はすごいんだ!」と

等身大以上に信じていることです。

(この逆が自尊心低下、自己肯定感低下です)

 

根拠がないのに過大評価する「自信過剰な人」です。

「優越の錯覚」とも呼ばれる

認知バイアスが働いています。

 

例えば、

 

テストの点数で高点数を取った人は、テスト結果について「結果について自信が無い」と答え

 

テストの点数で低点数だった人は、テスト結果について「結果について自信がある」と答えたのです。

 

能力不足の人ほど、自分の能力不足に気づけないということを証明しています。

 

「愚か者は自分を賢いと思い,

賢者は自分を愚かだと思う」

シェークスピア

 

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「私、自信がないんです!」

 

私は色々な人とお話する機会がありますが、

「私、自信が無い」という方、

本当に多いです。

 

実際、私も自信が無いことは多々あります。

料理、運動、

そして、

仕事としている「文字を書く」「人前で話す」は、

実は全くと言っていい程

自信がありません。

 

きっと、皆さんも

ある部分では自信が有ったり、

ある部分では自信が無かったりだと思います

私自身、心理学に携わって約13年以上が過ぎましたが、

今でも「自信がある」という状態には至っていません。

 

自信が無いと思っているからこそ、

いまだに学び続けることができるのです。

 

そして、

自信が無くても、嫌になったり、不安にならないのは、

この仕事が「好きだから」です。

つまり好奇心(わくわく感)、期待感、楽しさや、

やりがいが継続して有り、

自分の中に存在しているからなのです。

 

根底に、「快」という感情が備わっているのです。

 

自信がない + 「好」= モチベーションUP 

 


 

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あなたはどれくらいチェックが入りますか?

自信が無いが引き起こすとして

 

  • 関係性を自分から切ってしまう
  • 人が怖い
  • 人が信用できない
  • 愛情が伝えられない、受け取れない
  • 何かに、誰かに頼ってしまう
  • いつも不安
  • 嫌われるのが耐えられない
  • 一人になるのが怖い
  • 言いたいことが言えない
  • 人と親しくなると不安になる
  • 人に注意されたりすると、とても不快
  • 反発されるのが嫌
  • NOがいえないし、NOを言われるのも嫌
  • 親しい人や愛する人の愛情を試す
  • わざと嫌われる言動や行動を取り人が去っていく
  • 自己否定する言葉が多い
  • 正義感が強い(正しいか、間違いか)
  • 常識的が守れない人が許せない
  • 自分一人でなんとかしようとする

 

(これらの問題は深層心理に深く影響しています。

幼少期の親からの影響、環境もあります。これらの問題は必ず解決できます。

2021年2月2Daysで体験できます。)

 

 

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自信が無くて問題なのは・・・

 

自信が無いという状態に加え、

自分のことを「嫌い」

「負」「痛」という感覚がくっついていて、

不安定を起こしていることです。

 

自信がない + 「嫌」 逃げる(回避する)

 

この感覚は、様々な場面で

ストレスや、問題を

引き起こしていきます。

 

自分に対してのコンプレックスから、

他の人に負けている、劣っているという

「負」「劣」も、存在しています。

 

自信の無さが生まれたきっかけは、

過去の出来事にあります。

 

親から認めてもらえなかった、

友人に馬鹿にされた、仲間外れにされたという

「痛」みの経験が、今なお、自分の中にあり、恐怖や不安となっています。

心の奥底では、自分を否定し、嫌っているのです。 

嫌っているので、避けたいわけです。

 

これらの感覚を人に知られたくないので

(劣等感を避けるため)

マウンテイングしたり、他人と比較したりします。

 

他人に痛いところを突かれてしまうと、

冷静ではいられなくなり、

言い訳、嘘、攻撃が始まります。

(SNSで誹謗中傷の行動等)

 

(等身大の状態ではない)歪んだ自信が、

潜在意識で構築されているプログラムなので、

本人自身も止められなくなっている場合もあります。

 

自分自身が傷つくことを避けるために、

他人に無関心になったり、

無気力になったりすることもあります。

そして、他では、

アルコール、ギャンブルなど、依存が始まったり、

過剰に占いや過剰なスピリチュアルに

はまってしまいます。

 

本来自分自身が傷ついた経験を受け止めず、

逃げている状態なので、

いくら外側で満たそうとしても、

自分への不信感は募ります。

 

根本的な解決ができないので、

解決できないことを他の責任にしていく傾向もあります。

本音で「気持ち」を伝えてくれる人が出てきても

意見の相違に敏感なため

「攻撃」とみなしてしまいます。

 

自分が本来に嫌っている行動を、

自らが行い始めることもあります。

 

自分のことを大切することはできず、

人との関係を構築するどころか、崩壊していくことになり、一層、人間不信になります。「魔のループ」です。

 

鬱病、パニック病ひきこもり、

人間恐怖症が強化されてしまいます。

 

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結局は自分を好きになることを始めていく

 

自信がない自分+「好き」(わくわく感)モチベーション 

 

自信がない自分+「嫌い」(嫌悪感) = 逃げる 

 

の構造なので、

 

自信がないと思っている人は、

「嫌い」を無理に「好き」に頑張っていくことではなく

 

単に自分の「好き」を楽しんでいくことです。

自然にモチベーションがあがっていき

変化が始まっていきます。

 

あなたが純粋に「好き」というものが、

あなたの「自信」であり、

それを育てることで、

自分を支える大きな「好き」となり

愛する自分が出来上がり

人生が楽しくなるのです。

 

そしてもうひとつ

意識してほしいのは、

 

「誰とも競争をしない、比べない」ことです。

 

人と比べてしまうと

優劣を考えてしまい

更に

落ち込みやすくなります。

 

人は人、

自分は自分、

 

そういう風に捉えていくことで

負の自信が無いという状態を

回避することができます。

 

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各地、各国での

コロナウイルス異変も見られます。

 

以前とは違う生活に

戸惑うこともあると思います。

そして、

色々な不安やストレスを抱えていると思います。

 

しかし

そういう時こそ、

自分の「好き」を楽しめる人でいたいですね。