威圧的、攻撃的な人と出会うと・・

攻撃的、威圧的な人の心理とは?

 

春を感じる3月になりました

終わる時期でもあり、始まる時期の3月

 

一般的に、卒業や就職、新しい環境に変わる時期

別れと出会いもあるのではないでしょうか?

 

別れることや離れる事で安堵する方もいたり、

もしくは、

これからの新しい出会いに少し逆にプレッシャーを

感じている人もいる人も

そしてまたワクワクしている人もいるでしょう。

 

過去、出会った方や

未来、これから会う方の中には

大切な関係性を築ける人や

また、そうでない人もいるかもしれませんね

     

今日は

出会いも控えている3月に

「威圧的な人や攻撃的な人の心理」について書いてみます。

 

 

上から目線だったり、決めつけが強く、説明する暇も与えてくれない・・・

 

一度は出会ったことはあると思います。

もしくは、ご自身もそういう時があったのではないでしょうか?

 

 

今、メルマガを読んでいる人の中には、

そういう人と出会っても

何とも思わない方もいると思いますし 

『自分を鍛えるチャンス』と捉えている方もいることでしょう。

 

あなたは

威圧的、攻撃的にしてくる人に対して

どのようなコミュニケーションをとっていますか?

 

           §§

 

実は、あなたにとっての威圧的な人や攻撃的な人は、

 

あなただけがそう考えているわけではありません。

 

あら探しが得意でいつも何かに対して批判している人

 

対立する人がいたら、相手に勝つために攻撃を開始せずにはいられない人

 

常に自分の方が上位であなたたちは下位、と上から目線の人

 

自分だけの物差しで測り、善悪、正誤を決めている人・・etc・・

 

このような人はあなただけがそう思っているのではなくて

 

その人の「人柄」として現れているので、

 

周りは薄々感じていることでしょう。

 

          §§

 

~自分の何かを満たしたいと思う心理~

 

威圧的、攻撃的になりがちな方は

 

ある意味、

 

「満たされたい」「認められたい」心理が働いていると考えられています。

 

自分を満たしたいと思う気持ちが良い、悪いと言うわけではなく

 

やり方です。

 

自分の意見を理解してもらうために

(自分の正しさや行動に対しての承認欲)

使用する言葉や態度が

(威圧的、攻撃的にするつもりが無かったにしろ)

相手にそう捉えられてしまうこともあるかもしれません。

 

そういう一面は

人なら誰にでもあるということを理解しておきましょう

 

自分を知り、

自分を満たす方法を知っている人は

 

趣味の音楽を聞いたり

映画を見たり

身体を動かしたり

趣味などを楽しみ

自分をいたわることを

選択し調整しています。

 

自分を自分自身で認める状態(満たす状態)

つまり好感を持てる自分を自らで形成していく人です。

 

 

しかし

その方法が

自分ではなくて、『対、人』のやり方をとっていると

強制的に相手に

他人に満たして欲しい、認めて欲しい心理が働き

その状態を求めていきます。

 

この状態、威圧的、攻撃的な状態は

本人も含め周りにもそのエネルギーの影響が広がっていきます。

 

家庭でも、会社でも、友人同士でも起こる可能性は十分にありますね。

 

         §§

 

心の中が

満たされていないことを知り、

周りの人を対象にしてしまっているという行為だと気づいていれば良いのですが、

 

全く悪気が無く、

当たり前になり、気づいていない状態の人もいるかもしれません。

 

本人が長年、慣れ親しんだ方法なので、

別の方法を知る由もないのでしょう。

 

実はこの「本人自身気づいてタイプ」、

「無自覚」

私は一番難しいと感じます。

自覚症状が無い状態で

「息をする」ことのように『当たり前化』しているからです。

 

 

そして、また別の側面から見ると

威圧的、攻撃的な人は

本来優しい方が多いのも事実です。

正義感に溢れている、素直に表現しているとも言えるでしょう。

 

ただ、攻撃的な人、威圧的な人はコミュニケーションの場において

様々な人と良好な関係を築くことが難しいので、

自己嫌悪が起こったり、

極度に対人に対して恐怖を感じていることもあります。

人間関係での悩みや体調不良の方が多いのも事実です。

 

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では、どうやって気づけば良いのか?

 

ディーバップ・チョプラ博士によると

その心理は幼い頃の環境からの経験が影響していると伝えています。

 

幼少期からの経験から、

弱者と呼ばれるひとたちに対して行われる

「いじめ」であったり、

妬み、嫉妬、怒りが関係する「攻撃性」にもつながっていきます。

(このタイプの攻撃性についてはまた別の機会に書いていきます)

 

大人になっても大人に成りきれていない部分

「インナーチャイルド」的な部分が見え隠れしている部分を

まず、知り、

認めていくことを勧めています。

 

このインナーチャイルドの部分は悪いことばかりではなくて、

この資質ががあるからこそ、

個性や特質、強みがあることを理解出来ると

自身を肯定できるきっかけになるかもしれません。

 

     ~デイーバップ・チョプラ博士~

 

人が持っているインナーチャイルド(個性・特質・強みともとらえられます)  

 

1・情緒不安定な両親に育てられた人は、本人が気づいていようとなかろうと、

「冷静に自分をコントロールできる」(他人からのコントロ―ルを極度に嫌う)と

自己イメージを作る。人との関係性で上位を繕う。「私は一人でも大丈夫な人」

「私は強い人」

(感情をあまり前に出さないので本音で話せない・孤独感・孤立感)

 

2・成長期に学習障害を持っていた人は、無意識的に誰にもそれを気付かれないよう、人一倍優しく、愛されるべき人格を作ろうとする。(素直に「はい、」と答える事が多い為、周りに振り回されている感覚)しかし内面には怒りがあり本人はかなり辛く感じている。「私は劣っていて、相手は優れている」「相手を尊重すべき」

 

3・非常に貧しい(金銭的・精神的)家庭で育ったことを恥ずかしく感じている人は、いつも非の打ちどころのない装いをし、話し上手で、意欲満々の仕事が出来る仮面をかぶろうとする。(完璧主義となりやすい為、自他ともに厳しくなりがち)

「私は正しく間違いが無い」「私は優れた人」

 

4・常に不安定な気持ちにさいなまれている人は、自分は「なんでも知っている」「すべてお見通し」というように、周囲にアドバイスや、おせっかいをし、自分は何も問題がなく、私が正しいと、完璧だというふるまいをする。

(自己価値が低い可能性が高い事から、何か別の事で価値を高めようとする現れ、鎧をかぶっている状態)「私は完璧な人、できる人」「私は人を助ける人」

 

5・自分が「駄目な人間」と感じている人は常に何か素晴らしい人物、人気がある人、在る物、流行の物、人、成功者や有名人を追いかけ得ようとしたり、資格マニア、勤勉欲もあり「自分は特別な人間」だと、無意識に行動する。(権力・有名人・人気者などで虚栄心を満たす。依存傾向、自分の可能性を知らない)「私は沢山のすごい人(物・お金・資産・知識)を知っている(持っている)」「私はこれを持っているからすごい人」「私は自慢できるものがある」

 

6・人生に無力感を感じる人は自分をより強力に見せてくれるパートナーや仕事を選ぶような行いをし、飽きたり、楽しくなかったりすると、言い訳をし、非難をし、その場から立ち去る(逃げる)行動をしてしまう。(長続きする関係を築きにくい為、夢は他人が叶えてくれると思っている、叶えてくれる人でないと極度に不満を持つ)常に新しいものへ目が向きやすい。相手への期待感が大きく自分に期待しない。

「私は常に好奇心を大切にする人」「私は未来を期待する人」

 

1~6のこのパターンをご自身で受け入れ理解し、

より良い状態を生きている人は

意見が違う人達に対しても、攻撃や非難をすることなく

尊重し、柔軟に対応する力が備わっています。

つまり、それぞれの経験はその人にとって貴重で特別だと理解し、

「個性」「特質」と受け入れ人生を楽しめる為に糧にしているのです。

「やり方を知れば誰でも改善していけます。」(NLPコミュニケーション心理学)

 

 

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どのパターンも全てあまりに偏ってしまったり、

また、1~6が複数同時進行している場合、

非常に強い攻撃性を持つ可能性があることを示唆しています。

 

 

いずれも「不安定」という基本が見えています。

 

批判をするということは

自分の基準を持っているということを主張でき、

批判している最中は相手より上に立つことができます。

そして承認欲求や尊敬欲求を満たし、

不安を安定させていく手段を使っているとも言えるでしょう。


批判し続けていれば、 

相手より優位なポジションを確保できるうえに

自分が批判されることを防ぐことができるのです。

ここで大切なのは、

攻撃しているということは「その人自身をを最大に守っている」という状態

そして、「私を理解してほしい」というメッセージがあります。

 

本来はとても弱く不安定なので、

鎧を着せて攻撃されないように強く見せているにすぎません。

 

この状態が

偏ってしまった攻撃的、威圧的な人の本来の姿と言えるでしょう。

 

本当に自信がある人は何も身に付けなくても充分に安定しているのですから

攻撃する、威圧する必要がありません。

 

※そして逆説的な考えでは、

あまりにも1~6が偏ってしまっている人も、

また多くが同時進行している場合も、

受け止め、乗り越えていくと

人の痛みや優しさを身体を持って知る人となり、

大きな器の持ち主にもなり得ます。

 

           ★★  ★★

インナーチャイルドについてもう少し詳しく知りたい方にお勧めの本は

『アダルト・チャイルドが自分と向きあう本』 アスク・ヒューマン・ケア研修相談室(著)

 

そして、ご両親は大好きなのだけれども、幼少期のご両親からのしつけにおいて今の生活にも影響し苦しいと感じている方には、

 

『親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本』

(こころライブラリー) Kindle版  藤木 美奈子(著)をおすすめします。

この本に書かれていることは、確かな方法として、NHKでもご紹介されています。

 

 

 

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あなたは攻撃されていますか?攻撃を免れていますか?

 

攻撃的な人は不安定さゆえに、

自信が無いため、「本質」を見ぬく力が弱く

自分より強い人や見せ掛けのものに騙されやすい特徴があります。

 

見た目(ビジュアル的)に綺麗なものや美しさ、

収入の大小や肩書や資格に執着したり、

著名という目に見えるもので人を判断しています。

 

しかし、自分自身としっかりとつながり、

自信を持っている人には見せかけは通用しません。

「匠は匠を知る」の言葉どおりです。

 

この攻撃されない人達は、(攻撃されていないのでは無くて、)

単に「虚勢」を張っているようにしか映りませんので、

関わりを持とうともしませんし、

いちいちその人の本性を暴いたり、「非難」もしません。

放っておく、または、ある一定の期間を置き上手く避けていくのです。

 

また、もし、攻撃をされたとしてもその人達からも学ぶべきことがあると認識し、

糧にし、更に自分を向上させていきます。

 

攻撃されると、戦いに巻き込まれてしまい、かなり大変な思いもすることでしょう。

攻撃されたら、やはり反撃したいのが人間の性ですが、

それをしてしまうと余計に大変な結果になることは予想がつくと思います。

 

まず、攻撃(威圧)されたくなければ、

自らが攻撃(威圧)しないことが大切です。

不平不満をおもいっきり相手にぶつけてしまうと

相手を傷つける意志は無かったとしても

そう捉えられてしまうことがあります。

 

そして、一時期勝つ事が出来たとしても更に新しいボスキャラが現れてしまいます。

 

攻撃的な人に攻撃されてしまうのであれば、

より高い意識を持つようにしていきましょう。

自分を応援してくれるであろう家族の愛や、

共に歩いてくれる友人や知人の思いやり、

恩師の応援してくれる言葉、あたたかさを感じ、

更に自分自身がどのように振る舞っていけばより

自分の人生を豊にすることが出来るのか?を考えるようにしてきます。

 

高い意識を持ち続けていくことによって・・・

攻撃していた人達は、時間が経つにつれ、

この人には通用しないこと、

また相手は反撃しないことを知っているので(内心ホッとし)

「この人は言っても無駄な人だ」

「こいつは最低だ」

「この人はバカだから理解も出来ないんだ」などと批判し

自分のプライドを守りながら、きちんと離れていってくれます。

 

 

ただ、世の中には様々な方がいます。

そして、中には必要以上に異常な方もいます。

その場合は、一人で頑張るのではなくて、

弁護士、警察など、専門の知識を持っている人に頼ってみることを

強くお勧めします。 

 

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過去の偉人、リンカーンも

様々な人に差別、批判を受け、攻撃された人として有名ですが、

彼は、高い意思を持ち続けることによって

結局は

アメリカで最も愛される最高の大統領になるという功績に繋げています。

 

またマザー・テレサも同様に、

住民から石を投げられたり、メディアからの誹謗、中傷、批判を受けていますが

それに贖うことなく、ひとつずつ出来ることを行っていきました。

そしてみなさんもご承知の「愛ある存在」として象徴とされています。

 

人間関係において、今、「戦い」の渦中にいる人はとても苦しく大変だと思います。

 

私も実際にカウンセリング、セッション、コーチングをしている中、

あらぬ非難を受けたり、嫉妬や妬みから苦しんでいる人、

そして戦っている人と会います。肉体的にも精神的にもかなり疲労しているように伝わります。

 

もし、少しでも可能ならば、

 

自分を磨いてくれる時期なのだと考え、

高い意識、崇高な状態を保つために

自分自身で未来マップや、

自分自身が楽しめる場所、環境

安心できる空間で自分を見つめ直す時間をつくったり

自分のことを理解してくれる人と笑顔の時間を過ごすことをおすすめします。

 

 

 

生きている間に出会う人の数は35万人と言われ

 

その中で知人友人になり得るのは300人と言われ

 

この300人の中から、

 

親しくなり信頼を築くことができる人数は

 

それはあなた次第

 

そしてもし、世界中の人と出会うことをしたいのならば

 

23万回生まれ変わることが必要で

 

1秒間に一人と出会っても200年以上かかる

 

今、出会っている人は何であれ、

 

奇跡の出会いということになる

 

 

春、慣れ親しんだ場所から新しい空間へ行かれる方も

また、同じ場所で新しい人を迎える人も

 

出会いも大切にしながら

 

春に向けて

 

自分をより大切に労り楽しむ時間を

 

持ってみてはいかがでしょうか?

 

この3月も素敵な月となりますように。

 

いつもご覧いただきありがとうございます