カウンセリング講座/セーフ&バウンダリーを受講して【2】
人は、良いも悪いなくコントロールされている。
経営者 K・R様
講座を通していちばん印象的だったのは、「私の中のドライバー」に気づけたことでした。
子どもの頃、親から言われ続けてきた言葉や態度が、無意識のうちに自分の行動や考え方の土台になっていたのだと実感しました。
「これは正しい」「これは悪い」と自分の中で判断していたことが、実は「思い込み」であり、クセのように表れてしまうことで、人との関係を苦しくさせていたんです。たとえば、相手のために「良かれと思って」していたことが、気づけば相手の領域を越えてコントロールしようとしていたり…。
自分の思い通りにいかないと、相手に怒りを向けてしまったり…。
さらには、自分の中で「悪い」と抑え込んできた部分が、相手を責める材料になっていることにも気づかされました。
人に対しての善悪の評価は、実は自分の内側にある基準をそのまま投影していたんですね。
そして、かつて親から受けて「嫌だ」と思ったことを、知らず知らずのうちに自分が家族にしてしまっていたという事実にも直面しました。
この講座のおかげで、そんな自分を一度立ち止まって、客観的に見つめ直すことができました。
これからは、自分の「正しさ」を誰かに押しつけるのではなく、相手の価値観や感じ方を大切にしながら関わっていきたいと思います。
「結果」にばかり目を向けるのではなく、「感情」に寄り添いながら、子どもや周囲の人とあたたかく向き合っていけそうです。
「どうして私は怒鳴られるのか」が分かりました。
会社員 S・O様
「自分がどれだけ周りに振り回されていたのか」に気づくことができました。
境界線を引くということがどういう意味を持つのか。そして、私はそれができずに他人から侵されるばかりでなく、同じくらい自分も人の境界線を侵していたのだと知ったとき、深い衝撃とともに、「これからどうありたいか」を考えるきっかけになりました。
私は気をつかって、ヘラヘラ笑って、何でも「はいはい」と応えていました。嫌われたり、仲間外れにされることがイヤだったので、自分の気持ちを無視して、相手に合わせていました。「自分を大切にしていないと、公言していた」のです。
「なぜ私は雑に扱われるのか」「強く当たられる」「怒鳴られる」その理由が、なんとなく分かりました。
これからは、自分の行動や言動を見直しながら、本当の意味で、自分を大切にする生き方をしていきたいと思っています。
納得感しました。
会社員 K・I様
受講してから、自分の中に少しずつ「ゆとり」が生まれてきました。周囲の人に対しての対応も、敏感に反応していたことも、客観的に見られるようになり楽になりました。体感して「知る」ことの影響に驚いています。今では知りたい情報は簡単にyoutubeでも見れますよね。だから、正直言うと期待していませんでした。情報や知識を得ても頭でっかちになるだけだと思ったからです。でも、実際に学び、境界線や距離感を体感してみると、全く理解度が違ったのです。納得感は大事だと思いました。
線引き、大事ですね。
看護師 M・M様
劣等感や罪悪感で生きていたように思います。受講して「愛着」や「境界線」を学んで、少し理解ができたように思います。良い悪いではなく、色々な自分を受け入れられるようになりました。私は「こうあるべき」「こうしなければ」自分には価値が無い、だから頑張らないといけない、ちゃんとしないといけない。。。。そんな風に思っていたことに気づきました。上手く行かないことにストレスを常に感じ、怒りや苦しさを他人にぶつけていたことにも気づきました。他人の責任なのか、自分の責任なのか、自分ができることなのか、そうでないことなのかに線引きできるようになってきたと思います。できない時もありますが、少しずつでも、自分にも周りにも良い環境が創っていけるようにしたいと思っています。
「断れない私」から、「自分の気持ちを伝えられる私」へ
会社員 J・K様
「みんなと仲良くしなきゃ」「嫌われたくない」。そんな思いが強くて、私はずっと「断ること」ができませんでした。
長い間そうしてきたので、きっと周りからは「何でもOKしてくれる人」と思われていたのだと思います。
ランチに誘われても、遊びに誘われても、気が乗らないときも、いつも気持ちを伝えれず周りに合わせていました。正直ストレスでした。
境界線という考え方は私に必要だと思って学び始めました。
身近な友人から、自分の気持ちを少しずつでも伝えてみようと思ったんです。実際に言うと「前のあなたの方が好きだった」と言われたこともあり、正直ショックでしたが、気づいたんです。「もし逆の立場だったら、友達に我慢させたいだろうか…」と。
そして過去を振り返った時、無理に話を合わせたり、笑顔で頑張っても、逆にうまくいかず、嫌われたこともあったことも思い出しました。
それに気づいた時「誰かにコントロールされていたような感覚」から解放された気がしました。
今の目標は、「断れない人」ではなく、「ちゃんと自分の気持ちを持っている人」だと、思ってもらえるようになりたいと思っています。
大切なことに気づけた、と感じています。
境界線とは、違いを受け入れ尊重すること
会社員 K・R様
「人それぞれ価値観が違う」。頭では分かっていても、「こうあるべき」という正しさを相手に押しつけてしまい、自分との違いや常識が違うと
「怒り」へと変わっていたことに気づきました。
そんな私の心に深く残っている言葉があります。
——「みんな異国の人だと思うこと」——
この言葉を意識することで、相手との違いを認める余白が、自分の中に生まれたように感じます。
相手との境界線を引きやすくなり、違いを受け入れると世界も広がった感覚でした。
毎日食べるものも違うように、人も、日々どんな言葉を使い、何を聴き、どんな思考をするかはみんな違うんだ…。
そう素直に思えるようになりました。境界線とは、相手との違いを否定するのではなく、
「違いがあること」を受け入れ、尊重すること、それは、何より自分が楽になりました。
境界線を侵していました。
会社員 武内 美喜様
境界線という考え方を学ぶまでは、自分がそれを意識せずに越えてしまっていたことに、まったく気づいていませんでした。
「自分は正しさを押しつけたり、白黒で物事を分けてはいない」と思っていたのですが、結構境界線違反していたと気づきました。
「これしなさい」「こっちにしなさい」「これがいいの」「それはダメよ」と、自分の価値観だけで物事を見て相手に強いていたのです。
子供にも同じことをしていましたし、当然自分自身にもしていました。
「良い」部分だけ見て、「悪い」と感じる部分に完全にふたをしてしました。悪い自分は愛せない、受け入れられなかったのです。学びを重ねる中で、少しずつ自分と向き合うことができるようになり、「これも私」「こういう一面もあるよね」と、片方の自分も受け入れられるようになりました。
今までは、「ちょっとめんどくさい人」と周りにも思われていたかもしれません。でも、そんな自分も「まあ、いいか」と思っています。
以前よりも、ずっと自然体で毎日を過ごせていて心地よさを感じています。子供のためにも受講して良かったと思います。
ストレスが激減し余裕が生まれました。
会社員 M・M様
親子関係や人間関係の悩みに対して「境界線」という視点を持てるようになったことで、人との関係はグッと楽になりました。
母親との折り合いが悪かったのですが、穏やかになってきました。母親の言動にいちいち反応していました。
私が苦手で、トラブルになったり過剰に反応する人は、だいたい母親に似ていたことに気づきました。
人にそう映していたものは、実は自分の内側にある「投影」だった知りました。そう気づくと、不思議すっと和らいでいったのです。
今は、以前よりも、自分のことを受け止め、心にゆとりを持って人と関わることができるようになってきています。自己受容の大切を学び、本当に良かったと思っています。
自分と向き合う、かけがえのない時間でした
看護師 村中 ミホ様
『人との距離感や心の線引き』それを体感として学べたことは、私にとって本当に大きな経験でした。
振り返ると、私は幼い頃から母に対して「イヤ」と言えず、自分の気持ちをずっと我慢してきたことに気づきました。
長い間「過去のこと」として切り離していたその経験が、実は今の人間関係に強く影響していて、知らず知らずのうちに、自分の子どもにもその在り方を受け継がせていたことを知ったのです。
「強いる母親」と「我慢する自分」。
その幼少期の関係性は、大人になった今の私の人間関係にも色濃く残っていて、上の立場の人には我慢し、下の立場の人には無意識に我慢を強いていた……。客観的にその構造に気づけた時、はじめて私は「自分が他人の境界線を侵していた」ことを理解しました。
自分が生きやすくなるためにも、そして本当の意味で相手を尊重できる自分であるためにも、これからもこの気づきを大切にしていきたいと思います。
自分を守ることは、相手を尊重することでもある。
藤戸 柔良様
自分も、相手も大切にするための「境界線」を学べたことが、今の私にとって大きな宝物になっています。
以前の私は、「どうにかしてあげなきゃ」と思うことで、無意識のうちに相手の領域に踏み込んでいたのだと気づきました。
それは、相手の言葉で自分が傷つくことと、実は同じことだったんですね。この二つの気づきは、これから自分を守っていく上で、
とても大切にしていきたいと思っています。また、「一次感情をそのまま受けとめる」ことの大切さも学びました。
判断やジャッジをせず、自分の感情と丁寧につき合っていくことを、日々心がけています。
パーソナリティ障害については、自分にも重なる部分があると気づいたことで、より理解が深まりました。
これからは、誰かに自分の気持ちを「察してもらう」ことを期待するのではなく、家でも職場でも、きちんと言葉で対話をしていけるよう、練習を重ねていきたいと思いました。自分に集中し、自分を育てていく人生にしていきたいと思っています。
(※個人様の感想です。感じ方には個人差がありますので全ての方に同じ結果をもたらすということではありません。)