失っている財産に気づいていますか?

第61回 失っている財産に気づいていますか?

 

あなたはお金に余裕がありますか?

財産管理きちんとされていますか?

 

日本人の貯蓄率の平均は1700万前後だそうです。

しかし、飛びぬけた富裕層の方も合わせていますので、

その人達を省くと平均の貯蓄率は1000万円程だそうです。

 

また、30代~40代の方の貯金に対する意識調査によると、

貯金が100万円以下の方が60%、

そして、貯蓄がゼロの方は23%となってます。

 

皆さんもご存じのように、お金の使い方は、

消費、浪費、投資の3つしかありません。

 

『消費』

 

今ある財産を「今」使うことを「消費」と言います。

消費は、人が生きていくため、

生活するために必要なものです。

 

『浪費』

 

「浪費」とは、

計画性もなく、流れに任せて無駄に使ってしまうものを言います。

つまり無駄使いです。

 

この浪費をするタイプの人は、

金銭だけではなく、

自分自身も(メンタル・感情)

雑に扱い、疲弊してしまう傾向にあります。

 

『投資』

 

「投資」は、今在る財産を「今は使えないもの」に替え

将来に向けて大きくなるのを待つという状態です。

 

つまり、「投資」は唯一自分の元に戻るのです。

「投資」以外、財産にならないんです。

 

そして、「投資」をしていない人は、

もらっている給与以外に

「お金」や「財産となるもの」

手に入れることができません。

 

 

あなたはどれだけ投資に回せる財産を持っていますか?

 

「投資に回せる財産なんて無い」と思っていませんか?

 

実は、誰もが持っている

とても素晴らしい「財産」があるのです。

 

それが、時間です。

 

多くの人は貴重な財産である「時間」を、

日々職場に行き、働くことを引き換えに

お金に替えて生きています。

 

それは、生活費を稼ぐ、

つまり「消費」を稼ぐためでもあります。

 

時間をお金に替える動きをしていくと 

「消費だけ」を満たすことになり、

いつまでたっても

「投資」することができないのです。 

これがお金が無い理由です。

 

「~したいけど、お金がありません」

「~したいけど、時間がありません」

は、

 

消費と浪費を繰り返し「投資」していない人がいう言葉です。

 

上記の2つの言葉を口にしたくない人は

今から、「自己投資」しましょう。

 

 

自分自身の時間を「投資」すること、

活用していくことに意識を向けるのです。

 

 

お分かりだと思いますが

時間は「資源」です。

 

本人は気づいていなくても

時間に遅れる、

時間を守れない、

守らないという方は、

自分や周りの人の

「財産」「資源」を尊重していないことになるのです。

心あたりがある人は

自分や他人の「財産」を粗末にしている

可能性があります。気を付けましょう。

 

§§

時間の大切さ

 

年を重ねる程、時間が「高価」になっていく

 

ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、

19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、

甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則です。

 

主観的に過ごし、記憶される時間は、

若い人にはとっては長く、

年齢を重ねる程に過ごし、

記憶される時間が短くなるということなのです。

 

例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1です。

そして、5歳の子供にとっては5分の1です。

50歳の人にとっての10年間は

5歳の人間にとっての1年間に当たり、

5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たるのです。

 

50歳の人の1年の長さは、

1歳の赤ちゃんにとっては僅か7日間なのです。

1歳の時に感じたわずかな7日という時間の感覚で、

50歳の人は、1年が過ぎると感じているのです。

 

ジャネーの法則によれば、

体感的には20歳で

人生の半分を終えている感覚なのだそうです。

 

10代の頃は、早く大人になりたかった

感じた方も多いと思います。

 

ある年代を過ぎた頃から、

時間の流れが早くなっていくのです。

 

体感する「時間」は、

年を重ねる程に短くなることは理解できたと思います。

 

時間という資源は、

年齢を重ねていくごとに「価値」が上がるのです。

 

§§

「忙しい人へ」

 

『人生の1%が、残99%をコントロールできる』

 

忙しい人は時間に追われているという感覚があると思いますが、

本当は、時間に追われているのではなくて、

出来事に追われているのです。

 

時間を何とかしようと調整するより、

出来事に対して調整していくことを習慣づけていくのです。

 

日、一日、時間を調整する時間を持ちましょう。

「一日一止」という言葉があります。

 

一日に一回止るのです。

そうすると正しくなっていく

一日一止 ⇒ 「一日正」となります。

それはたったの1%で良いのです。

 

人生の1%は、80年生きる人にとっては8ヶ月となります。

 

そして、1日の1%は僅か15分となります。

1日、1%の時間を取り

 

追われている出来事に対し

一旦止まって

本当に大切なことなのか

必要なことなのか

自分自身に問い、管理し、調整し

時間のコントロールをしていきましょう。

 

やり方は

1 TODO(すること)を書きだす。

 

2 重要度を1から10で記す。

 

3 重要で無いものは本当に必要なのかを改めて考える。

 

4 残ったTODOの優先順位を決める。

 

1日に何をするのかを、

毎日15分の時間を作って紙に書きだし整理していくのです。

 

慣れるまで、少し時間がかかるかもしれませんが、

慣れてくることによって、

自分自身を客観視することもでき始め、

何が大切で、何が不要なのかを見極めることもできてきます。

 

そして、人生で有限である時間を管理することもできるようになり、

時間の無駄使い『浪費』を防ぐこともできるようになります。

 

結局、あなたが何を選択して生きるのか、」

気づけるようになります。

 

§§

自己投資している人が「幸福度」が高い理由

 

自己管理が出来るようになり、

お金や時間の『浪費』が減ってくると、

ストレスが減ってきます。

 

冒頭で伝えたように「投資」とは

今使えないものを未来に使える状態にすることです。

 

時間を浪費しているというのは

自分の財産を浪費していると同じなのです。

 

自分自身の自由になる「投資時間」を利用し

1年後、3年後、10年後のあなたが

喜んでくれるもののために、使っていきましょう。

 

習いごと、学びの自己投資(読書、資格)や、

小さな副業、健康な身体をキープするための運動などです。

 

今からのほんの少しの時間の自己投資が

「未来」のあなたの「笑顔」や「自信」になります。

 

実際に、過去を振り返るとそんな経験ないですか?

あなたの「自信」や「楽しみ」に繋がっているものが

必ずあるはずです。

 

自分の興味があることに対し、

自分の時間を投資していくことは「幸福」になります。

 

そして、その幸福は、

あなたに自信や気持ちの余裕も与えてくれるのです。

 

§§

自信のサイクル1から7のステップというものがあります。 

 

ステップ1  楽しい体験をしてみる→「好奇心」が育つ
ステップ2  できたという体験をする→「やる気」が育つ
ステップ3  行っている内に分かったという体験をする→「集中力」が育つ
ステップ4  自分でやりたいことをやったという感覚を得る→「自立心」が育つ
ステップ5  難度を経験する(壁を乗り越える体験をする)→「我慢する力」が育つ
ステップ6  他の人をサポートする(助け合うという体験をする)→「思いやり」が育つ
ステップ7  自分と他人との関わりの中でやり抜いた体験をする→「自信」が育つ

 

自分自身の「時間」の投資は、「好奇心」から始まります。

そしてそれがあなたを支える「自信」になるのです。

 

2021年の前半の終わりの6月、

2021年の後半7月に向け

ご自身の貴重な「時間」の投資

開始してみてはいかがでしょうか?