第50回 未来に影響するイメージ力
(思考は現実化する)
2020年後半の始まり
7月になりましたね
年初めに掲げた願い、目標はどのようでしょうか?
目標達成のサポーター
「脳のイメージ力」使っていますか?
イメージ力はあなた自身に大きく影響しています。
自己に対し、自分自身の
「セルフイメージ」を無意識的に行っています。
自分自身に対するイメージ力が変化すれば
生きやすい日々を過ごせるようになります。
§§
イメージトレーニング
イメージトレーニングは、
ネットで検索すれば沢山の情報が出てくると思います。
研究され、実際にデーターも出ているので
「思考は現実化」するという
その威力はご存じかもしれません。
☆☆
イメージトレーニングの成果
想像力が上がる(感性が豊になる)
自分の意思をしっかり持てる(他人に振り回されない)
自分を主軸に日々を過ごす(自信が出る)
自分を肯定し信じる
日々のパフォーマンスが上がる
行動パターンを変えることができる
ひらめきやアイデアが生まれやすくなる
など
挙げられています。
「どうやったらいいの?」と
思っている方もいらっしゃると思います。
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脳のすごい機能
脳にはRAS「脳様体賦活系」(もうようたいふかっけい)
という機能があります。
一日に沢山の情報を私達は受けています。
そして人は1日約6万~6万5千回ほど
思考を繰り返し、
様々な選択もしています。
ものすごい数なので
意識ではなく
無意識的な働きによってなされています。
例えば、朝起きた時、どちらの足から起き上がるか?
荷物を手で持つか、肩にかけるか?
シャツを着る時、右手から入れるか?左手から入れるか?などです。
毎日することであれば、
自動的に考えなくても無意識が行ってくれます。
☆☆
以前にもご紹介しましたが、
脳には「焦点化の法則」があります。
脳は、重要だと認識したものだけに注意を払ってくれ
私達に気づかせます。
膨大な情報に私達はいます。
そしてRASの活躍によって
必要かどうかを判断し振り分けています。
重要だと思った瞬間、
脳が優先的に必要な情報をピックアップしてくれています。
新車が欲しいと思ったとたん、
車の情報が耳に入ってきたり、
車が目に入ってきやすくなります。
今、あなたが興味のあること、無いこと、
嫌な事、好きな事に対しても
様々な情報が入ってきていると思います。
RASシステムは、好き嫌いに関係なく、
フォーカスしているものを
脳を通してあなたに引き寄せていきます。
例えば、
「自分はダメだ」と誰かに言われたり
自分で「ダメだ」と思ったら
落ち込んだり、
悲しんだりして、
「嫌だ」とか
「どうしよう」とか
「なんとかしないと」とか
考えて
どうやって「回避するか」「言い返すか」など
対処方法を考えたり
その考えに抵抗しようとします。
「抵抗する=そこにある」
「回避する=そこにある」
となり、
実際に、「そこ」に
「ダメな自分」があると
「イメージ」していることになり
思考を現実化しています。
ここでもし、
変化を望むなら
「自分はダメだ」に対して、
抵抗せず、
具体的な
自分に対する望ましい「イメージ」を
自分に与えていくのです。
これが、イメージトレーニングプログラムの一部です。
プロのアスリートは
特にイメージトレーニングを大切にしています。
「脳」の特質を知った上で行う
身体へのトレーニングが
特に有効であることを知っているのです。
ピアノの訓練を想像上で行うだけでも
物理的訓練の約50%の効果を得られることが分かっています。
脳・神経科学者 UCバークレー校教授のマシュー・ウオーカー教授によって
脳細胞の形態の変化率が50%変化したことが発表されています。
頭の中で望む願いをとことんイメージしていく、
「イメージトレーニング」
「ビジュアライジェーション」は
脳細胞を変化させることができることを証明しているのです。
§§
イメージ力がパフォーマンス力を弱めたり、強めたりする
当然ながら、不快なことを見たり、聞いたりすると、
不快や恐怖の「感情」が呼び起こされます。
そして、身体の状態も不安定になると思います。
逆に、面白いものを見たり、聞いたりすると、
笑ったり、楽しくなったりする「感情」を感じると思います。
見るもの、聞くものは自分の状態を左右することは体験済でしょう。
しかし私達は、それらのことを知っていながらも
様々な情報、
ニュースなどから「不安」や「恐怖」なことに対して
敏感になってしまうことが多々あります。
求めたものだけが手に入るという人生の法則
モチベーショナリストの
メル・ロビンズも
(アメリカ王手のテレビのコメンテーター)
人生を変化させるのに一番のおすすめの方法は
ビジュアライジェーション(イメージトレーニング)と伝えています。
潜在意識に働きかけるのです。
人は毎日行っていると慣れていて習慣になっていきます。
そして、いつも聞いている「言葉」にも常に影響されています。
「食べ物」「植物」は土壌で決まります。
この土壌によって「出来」が変化します。
同じように、
日々の「環境が人をつくる」のです。
日々、何を聞き、
何を見て、
何を感じて過ごすか、
によって創られるのです。
嫌な人とず~と一緒だと、嫌な一日となると思います。
そして、それが365日続くと、嫌な一年となります。
逆に前向きな人と一緒に過ごし、
辛いことがあっても、励まし合い、支え合えば
充実や喜びを感じる日々となり、
それが365日だと、充実で幸せな一年となると思います。
§§
自らのビジョンや願いに向け、
「脳」にメッセージを自らが送り続けることの方法をご紹介します。
☆☆
ビジュアライジェーションのポイントは2つ
まず、① 目を閉じること
そして、
② 願う状況をリアル(明確かつ、具体的)に想像していくこと
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変化させる質問
【自分を望む状態に変化させる質問】
どんなあなたになりたいと思っていますか?
下のそれぞれの項目について、できる限り細かくイメージしましょう。
(紙に書くのも良いです。)
性格は?
体型は?
髪型は?
服装は?
表情は?
姿勢は?
話し方笑い方は?
聞き方は?
態度は?
雰囲気は?
よく使う言葉・口ぐせは?
【夢を叶えたいときの質問】
(ノートを用意し、書いてみましょう。)
夢を書き終わったら、下の質問に対する答えを、
できる限り細かいところまでイメージして書き出します。
特に最後の質問は大切です。
1.あなたは自分の願いが叶ったとき、どのような気持ちになりますか?
2.その時あなたはどこにいますか?
3.何をしていますか?
4.何が聞こえますか?
5.何か匂いますか?
6.身体に感じる体温はどのようですか?
7.周りには誰がいますか?
8.誰と、どんな会話をしていますか?
9.周りの人たちはあなたに何と声を掛けていますか?
10.その場所の気温は何度くらいですか?
11.風はありますか?肌で何か感じますか?
12.この場面を色に例えるとすると何色ですか?
13.その色の中にいるとどのような気分になりますか?
14.このことが起こっているのは何年何月ですか?
15.あなたの生活、周りの環境はどのように変わりましたか?
16.今あなたはどのような気持ち、感覚を感じていますか?
17.あなたはどのような性格になっていますか?
18.鏡に映った自分を見てください。髪型はどうですか?
19.体型はどのようですか?
20.服装はどうですか?
21.顔の表情はどうですか?
22.話し方はどのようですか?
23.姿勢や歩き方はどうですか?
24.周りの人への態度はどのようですか?
25.周りの人達にどのような影響を与えていますか?
26.未来にどのように自分を生かしていますか?
イメージが出来ないという方も、まず、紙に書いてみましょう。
書く事でアウトプットされ、「脳」に伝わっていきます。
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目標や望むことが無い理由
カウンセリングやコーチングをしていると
「望む方向」や「どうしたら良いか分からない」
「望む未来」も分からないという人とも出会います。
自尊心の低下、
モチベーションの低さ、
自己否定、
諦め、
傷ついた経験、
信念(思い込み)などの原因があります。
カウンセリングやコーチングに来ているということは、
本当は「より良くなりたい」と願っているのです。
しかし、「自分のやりたいことや願いが分からない」というは、
本人は気づいていないようですが、本当は「幸せ」なのだと思います。
人は本当に困れば必ず何かしら行動を起こし
その問題から逃れたいと願います。
戦争中で食べ物が無かった時代なら、「食べ物をおもいきり食べたい」とか
病気中なら、「病気を回復させて健康に過ごしたい」とか
住んでいる環境が悪ければ「環境の良い所に引っ越ししたい」とか
一人ぼっちが嫌なら「友人を作りたい」とか
願いが出てくるわけです。
なので、もし「願い」「願望」「改善したいこと」などが
出てこないという人は、
今、いる場所で
今、在る物で
「無くなったら困る物」を片っ端から書いてみて下さい。
「在る物」に気づいていくと、
感謝できることにも気づいていきますので、
精神が安定していきます。
そうして初めて、
次のステージに向かうことができるようになります。
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FORCUS ON WHERE YOU
WANT TO GO OR WHAT YOU WANT TO HAPPEN
NOT ON WHAT YOU FEAR
TONY ・ ROBBINS
あなたが恐れていることではなく
あなたはどこへ行きたいのか?
あなた自身に何が起きてほしいのか?に焦点を置こう。
トニー ・ ロビンズ
世界ナンバーワンコーチと呼ばれる
「アンソニー・ロビンズ」のセミナーで
彼が何度も何度も伝えていた言葉です。
「望む方向」に意識を向けることなのです。
世界で起こっている新しい流れの中
様々な情報が猛スピードで流れる中
他人と比べたり、または比べられたりして
自分が本当は何を得たいのかが、分からなくなり
「望む方向」が定かでなくなっていることもあるかもしれません。
これまでと同じ行動の延長線上には
これまでと同じ日常が続くだけとなります。
何か変化を望み、違う結果が欲しいなら、
自分の枠組みを外れた選択、変化を起こす必要があります。
2020年の後半の始まりの7月
「あんなことが実現したらいいな。」
「こんな人と一緒に過ごすと楽しいだろうな。」
「そうなったら、どんなに生きやすい人生になるだろうか?」
などなどなどなど。
心から望む未来を描き、日々イメージしてみる時間を
過ごしては見てはいかがでしょうか?
この7月も素敵な時間をお過ごしください。
今月のおすすめ本
ザ・シークレット
思考の力、イメージすることの大切さと
自らの可能性に気づく一冊
The secret
イメージの力は最強の力。
心理学を学んでいる方はロジカルにも
非・ロジカルにも一致すると思います。
「自分の思考」がいかに大切であるかに
気づくと、それだけで日々が変化できる。
そんなことに気づける一冊だと思います。
youtubeからもチェックできます。