あなたの感情がある位置。

第41回あなたの感情のある位置

人生を充実させる為に

不可欠な

自己コントロール力を培う大切な事とは

 

 

10月になりましたね

 

秋も深まっていくこの季節が一番好きな季節でもあります。

 

2019年の残りの時間も

よりベストな自分で過ごしたいと思っています。

 

 

ベストな自分で過ごしたいと

誰でも本来は願っていると思います。

 

今月は自己コントロールする為の基礎についてです。

 

基礎が出来れば

後は簡単かもしれません

 

§§

 

周りで起こる出来事から学ぶこと

 

ほんの少し前に「あおり運転」が

問題になりニュースでもかなり取り上げられていました

 

聞くところによると日本だけでなく、世界各地で起こっているようです。

 

自分の車(自分を)を抜いた ⇒ カッと来た

 

実際にテレビの中のニュースの一つでは無く

 

身近でも起こっているから

こそみなさんの興味を引く内容なのだと思います。

 

「あおり運転」や「危険運転」を身近に感じたことは

一度や二度は

あるのではないでしょうか?

 

 

性格的、個性的、そして、その人の人格的なものもあると思います。

 

色々な面で自分をコントロール出来なかったことにより

多大な社会的責任を負うことになり、

本人が望んでいなかった結果を招くことはあると思います。

 

周りにいる方や、友人知人の中でも

普段は穏やかな人なのに

 

「カッ」となり「怒鳴ってしまった」

「カッ」となり「手を出してしまった」

「カッ」となり「(嫌味など)言ってしまった」

「カッ」となり「会社で○○してしまった」

 

などの、

 

後悔や、

 

「自分を抑えられない」、

または「コントロール出来ない」

そんな経験を話すことがあります。

 

§§
 

自己コントロール力は練習可能スキル

 

カッとくるという感情以外にも
 

やらないといけないのに、やれない
動かないといけないのに、動けない

 

など、

 

自分をコントロールするのが難しいと

感じている人はいるのではないでしょうか?

 

★★

 

理由については

自分で感情をコントロールする方法を知らずに、
周りで起こる出来事に無意識に反応し

打撃を受けていることが考えられます。


自動発生する感情に振り回されてしまっているからです。

 

心に余裕がある時

健康状態が良い時は

割と落ち着いて対処可能ですし

また

習慣化された「瞑想」や「呼吸法」は

日常的に

自己コントロール出来ている人も多くいます。

 

 

しかしながら

人は感情の生き物

私たちは眠っている時以外は、必ず何かを考え感情を抱えています。

 

過去の経験が今の「あなた」を支えていますが、

今、感じている「感情」により
人は、能力以上の力を発揮できることもあれば
持っている能力の10分の1も発揮できないという状況が起こります。

 

★★
 

例えば

仕事が終わった後、とても楽しみな「友人」との約束があります。

そのわくわくした状態なので、

上司に叱られても、面倒なことを言われても

感情を置いている場所が

「ワクワク感」なので、

「苦」にならなかったりします。

 

もしくは

とても楽しみなGWが始まるという前日、

仕事がしんどくても、やり切れたりしませんか?

 

逆に

苦手な仕事や

辛いと感じている仕事を思うと

普段の能力が発揮できない経験

はないでしょうか?


§§

「感情の質」が「人生の質」

 

あなたが良い状態になれる「質の高い感情」
あなたが良くない状態になる「質の低い感情」

感情の質によって

あなたの状態が左右されるので

 

自分コントロール方法の鍵を握るのは、
 

間違いなく≪感情≫なのです

そして

いつでも自分を最高の状態にして
才能を発揮し、

人から好かれて、

幸運に恵まれる人
というのは、
自分の感情をコントロールする方法を知っている人でしょう。

感情の質が人生の質

 

この言葉は「アンソニー・ロビンズ」のセミナーに行った時

彼が何度も発している言葉でした。

 

嫌なことや苦しいことが起きても

あなたは小さくもならず、

大きくもならず、

「あなたはあなた」であり

そんな中にいたとしても

あなたは自分で「自分にとって必要な善い感情」選べるはずだ。

と、何度も伝えとても印象に残っています。

 

§§

 

「質の低い感情」はあなたの大切な人を襲う

 

私の知人でいつも不機嫌な方がいました。

不機嫌な理由は聞きたくないですが

 

あまりにも

大変な不機嫌だったので

聞いてみたことがあります。

 

「コンビ二で身体障害者用のパーキングに留めている人を見ると腹が立つ」

ということ、と

「前の車がトロトロ走っているだけでむかつく」ということでした。

 

そのまま色々話していたら

結局

理由は、「常識が無い人が許せない」でした。

 

「イラッ」としたエネルギーが、

場に広がっているようでした。

 

当然ながら

私以外の人も

彼女への印象は最悪なものとなっているように思いました。

 

いくつか彼女に質問をすると

家庭の中でも、仕事場でも

自分が不機嫌になっていることにも気づいているようでした。

 

実際、ご自身の感情ですから、

ご自身が一番しんどいのだと思います。

 

§§

 

感情の波

 

誰しも不機嫌な人の側にいたくないと思います。

 

一緒に住んでいる家族、特に子供は

 

お母さんの不機嫌な状態に「NO」は言えず

負の感情の影響を受けることになります。

 

そして子供は、

お母さんの不機嫌さは「自分のせいだ」

考えるようになることを知っておくべきです。

 

母親の状態を

子供が理解するのはまず無理でしょう。

 

特に母親の不機嫌さは

子供自身が「自分のせいで、お母さんが苦しんでいる」

考えてしまいます。

これは

存在していることに対して

「罪悪感」を無意識に埋め込んでしまう可能性があります。

そして

自尊心が低下」に影響します。

 

「不機嫌さは公害」とも言われますが

怒り、不安、不快さ、苛立ち、不機嫌さ

これらの感情は

無意識に本人を傷つけ、

大切な人にも連鎖し、

周りにも広がり、

その人の人格や人柄として認識されるでしょう。

 

 

そして、

あなたが大切にしている人達に

望ましくない結果を招く恐れがあるかもしれません。

 

§§

 

もっとも

「質の高い感情」とは


「愛、感謝、喜び、思いやり」です。


この状態は「恐れ」が全く無く

完全に安心して

リラックスしている状態です。

そして、質の低い感情

「恐れ、怒り、罪悪感、無力感、危機感」などがあげられます。

非常に高い緊張度を強いられている状態です。

この状態にあると、

私たちは通常の思考ができなくなり、

身体能力も劇的に低下します。

 

NLP心理学では実際に体験しますが恐ろしい程の力の差があります。


人前で話す時に頭が真っ白になり声が出なくなるという人がいますが、

 

それは一時的にこの「恐れ」の感情に支配されてしまった結果です。

感情の質を上げるときの注意点として、
 

「愛、感謝、喜び」
 

「恐れ、怒り、罪悪感、無力感、危機感」
 

真逆の遠い位置にある感情なので、

 

無理にあげようとすると

反発する可能性があります。

 

「恐れ」の状態から

いきなりの「感謝」

かなりしんどいということです。

 

氷の国から、いきなり常夏の国に行くような感覚かもしれません。

 

私自身が苦しかった頃、

慣れ親しんだ

「質の低い感情」が習慣となっていたので

 

馴染みがない

質の高い感情の

「愛」や「感謝」

理解しがたく、

「きれいごと」のように感じ

吐き気さえしていました。

 

人に対して「優しい人」や

「愛」や「感謝」の話をいきなりされたりすると

妙に嫌な気分になったり

一緒に居ると居心地が悪かった記憶があります。

 

 

近くにある

慣れ親しんだ感情が

「質の低い感情」ならば

「恐れ」「怒り」「罪悪感」には

アプローチしやすいので

 

「妬み、嫉妬、怒り、裏切り」に

簡単にアクセスすることが出来ます。

(敏感にキャッチしたり、過剰に反応します。)

 

つまり慣れ親しんでいる「感情」から、

いきなり真反対側に行く事は(馴染みの無い感覚を感じることは)

難しいのです。

 

友人や一緒にいる家族がこのような低い感情でいると

そちらに影響されてしまうことがあります。

 

 

いつも「質の高い感情」で過ごしている人からは

「質の低い感情」の人達に対して

 

「どうしてそんなひどいことが出来るのだろうか?」

「どうしていつもあんなに不機嫌なのだろうか?」と

思うかもしれませんし

 

逆に

「質の低い感情」の人達から見た

「質の高い感情」の人達の考えについては

偽善と捉えたりします。

 

人の為に(困っている人)行動している人

動物を助けたり、草花をケアしたり、

動物愛護や、自然保護活動を含めた

ボランテイア活動を無欲(利害関係無し)で行っている

人達の行動を理解するのは難しいでしょう。

 

§§

 

感情の質を上げていく為には「リラックス」が重要


少しずつ感情の質を上げていくことが大切です。

 

いきなり上げることを求めず

少しずつ感情の質を上げていきましょう。


質の高い感情リラックスした状態になる


質の低い感情緊張した状態になる

要するに、

少しでも緊張が無くなることに

意識を集中し

リラックスできる方へと進んで行けば感情の質は

自然に高まってきます。

感情は考えていることで(思考)変えることができますので、
心がリラックスできる考え方へ少しずつ

シフトしていけばいいのです。
 

§§ 

感情コントロールの基礎はリラックス

 

まずは、

リラックス状態にすること、

 

そしてそのリラックス状態を

色々な場面で少しずつ維持していくことの

積み重ねです。

 

★★

まずは自分をリラックスで満たしましょう

 

旭川医科大学の中村正雄名誉教授が

森の中を歩くと

「フィトンチッド」と呼ばれる

森林の香りが血中に取り込まれ、

脳に非常に良い

リラックス効果があると科学的に証明しています。

 

他では

スタンフォード大学、エセックスでも立証された

グリーンエクササイズと呼ばれるものがあります。

 

公園や森林がある場所を

5分~20分歩くだけでも

不眠症の改善も認められています。

そして、

太陽の光とグリーンを一緒に体感することにより 

幸せホルモンと呼ばれる

「セロトニン」が身体でつくり出され、

ストレスを激減させ

リラックスさせるということも証明されています。

 

余り散歩が好きでないという方でも

僅か5

グリーンを感じると

その効果があるならば

その中で過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

他では

ストレッチや瞑想、

音楽鑑賞、

カラオケ、

読書等

ご自身がリラックスできる習慣を

継続的にしていくことをお勧めします。

 

秋、色々なことを楽しめるこの季節

リラックスし、

質の高い感情の習慣化

初めてみてはいかがでしょうか?

 

いつもご覧いただきありがとうございます。