第39回 自分の価値、自分で下げていませんか?
8月
暑さも夏らしくなって来ました
子供達を見かけることも多くなり
幼少期の「夏休み」を思い出したりしています。
いかがお過ごしでしょうか?
§§
『世界にただひとつ。』
と聞いたら、
希少で価値が高いように感じますよね
そして
どの「人」も、
世界にただひとりです。
ご両親がいるのも
子供がいるのも
様々なタイプの人がいるのも
当たり前のように思いますが
全て「ひとり」
希少な
価値があるということになりますね。
★★
子供さん、兄弟、ご両親、友人など大切な存在だと思います。
誰も代わりは出来ないのですから
人生を生きる上で、必要で、貴重で、欠かせない存在なのです。
では、質問です。
あなたは自分の価値をどれくらい認めていますか?
実は、褒めれた時に
あなたが返す言葉で
あなた自身のあなたの価値を知ることができます。
(自尊心の状態)
§§
自分の価値を高めたいのに、
やってしまう自己価値を下げてしまう行動とは?
あなたは誰かが褒めてくれると
「そんなこと無いです」
「いやいや・・・」
と言ってしまいませんか?
他の人があなたを褒めてくれるというのは、
あなたの価値を高めてくれている
ちょっとラッキーな状態なのです。
謙遜は美徳という言葉もあります。
謙遜した方が良いと
教えられた方も多いかと思いますが、
逆に失礼にあたるということも近年言われ始めました。
心理的には
自身のなさの表れ
嫌われたくない(間に受けて馬鹿にされたくない)
注目されたくない(ひけめを感じる)
相手の言葉を信じられない
お世辞・社交辞令と受け取る
一般常識的思考
などが考えられています。
§§
価値を上げるチャンスを受け止めていく
褒められた時、
素直に受け入れることは
自己価値をあげるチャンスです。
人生をより楽しみたい、
より充実させたいと願うなら
相手の言葉を素直に受け入れる力が必要です。
「嬉しいお言葉ありがとうございます。
未熟な部分もありますが、
今後ともよろしくお願いします」
「少し照れますが、ありがとうございます」など
素直に受け止めていくことをおすすめします。
一旦、褒め言葉を受け取った後、
このように「謙遜」を用いたらよいかと思います。
自分を向上させるため、
日々学んだり、
頑張ったりしています。
誰しもわざわざ自分の価値を下げたいとは
思っていないのではないでしょうか。
自身の存在価値を知ってもらい
社会の一員として
ひとりの人として
自他ともに繋がれることは
幸せだと思います。
§§
自分価値を上げていくと
責任や役割の面でも(仕事関係においても、人間関係にいても)
責任を果たす人となります。
そして
自己肯定感を持ち始めます。
自己肯定感が上がっていくと、
周りに左右されることなく自然体で過ごすことが出来ます。
この状態が少しずつ増え
継続していくと、ある段階に到達します。
それは「自慈心」と呼ばれます。
思いやり溢れる人、
他人を心から慈しむ人になっていきます。
自分本位の考え方から抜け出し、
全てが繋がっている感覚、
一体感(ワンネス)をも感じられるようになるでしょう。
大切な友人、
家族、
住んでいる場所、
地域に、
平和をもたらすエネルギーにもつながります。
§§
教えられた GIVE & TAKEから
思い出すGIVEN & GIVENへ
§§
Give & takeの関係では
相手が「○○をしてくれたから♡♡をしてあげる」という状態です。
そして
given & givenの関係は、
「相手が○○してくれなくても○○したいからする」という状態です。
損得勘定無し、条件無しの関係を表します。
自分を愛し、
他人を愛し、
そのエネルギーが周りに多大な影響を与えていきます。
マザーテレサが良い手本となるでしょう。
マザーテレサのようになるには
ハードルが高く感じられるかもしれませんが、
条件無しで
人のことを思いやれる
「肯定感」、
「無条件の愛」は、
本来誰しも持っている感情です。
この「愛」は母が子を想う関係から生まれています。
もし、母の愛を感じたことが無いと思う人がいても
今、存在しているということは大なり小なり必ず、
代わりの誰かからこの「愛」を経験しています。
§§
自己価値をあげ、肯定感を感じるには
§§
自尊心が低い状態や、
自己価値が低い時には
このgiven & givenの関係は
残念ながら成り立ちません。
褒められても素直に
「ありがとうございます、嬉しいです」が言えず、
NOを言ってしまう人ならば、
まずその言葉を受け取り
自分に吸収すること
それが自己のエネルギーを高めていきます。
自分の良いところを探したり、
自分が望む楽しいことを楽しめる自分を初めてみましょう。
§§
自己肯定感が高い人は「何かを成す人」でもあります。
「言葉」と「考え」と「行動」が
同じ位置にあるので、
「一致」しています。
この状態になれば、
周りにも良い影響を与えていきます。
(誰もこのような人をほっとかないでしょう)
§§
「私は一致していない・・・」
そう思ったとしても
最初から上手くいかないことは当然なのですから
全く落ち込む必要はありません。
一致しない状態があるからこそ
達成したり叶ったりすると嬉しいし、成長も楽しいのです。
私も若い頃、
自分を知らず、
(何をしたいかではなく、
友人がやっているから、
人気だから、
安易にお金が手に入るから、
有名になれる、などなど、)
すでに『成っている誰か』になりたいと
願ったことがあります。
今の時代、SNS、広告などから
「簡単に○○で成功できる」
「これをやれば大丈夫」等の
いかにも簡単に成功できるという安易な情報が出回っています。
これらの情報が若い人達にどのように影響していくか?
と思うと
恐ろしくなることがあります。
§§
2つの自己肯定感 「万能感」と「自慈心」
♦♦
自己肯定感が強いには2通りあります。
ありのままの自分を受け入れている状態の
「自己肯定感(自慈心)」と、
「自分ができるのは当たり前」
「私は他の人とは違う特別な力がある」
「私は凄い人(でないといけない)」
「私には不可能がない(あるわけない)」という
「万能感」があります。
分かりやすく言うと「ナルシスト」の分類に入ると思います。
私は、バランスの大切さを講座でお伝えすることが多いのですが、
人間完璧ではなく、
良いところも悪いところもあり、
弱いところもあれば強いところもあり
だからこそ
他人と支え合え
繋がれる
大切な「個性」があります。
短所・長所があり
裏・表があり
「真ん中」=バランスが生まれます。
この両方のきちんと受け止めていると
自他ともに認められていきます。
光と影、
両方を受け入れている
「自己肯定感」が
自慈心に繋がります。
片方の「万能感」(ナルシスト)は、
「自分は優れていて、他は優れていない」
「私は出来るけど、あの人は出来ないから駄目だ」
「私に影はあってはいけない」等の
片方の光に焦点を置いていることがあります。
この裏には恐れが隠れています。
偏った人間関係や
普段人との関係性が狭いと
「万能感」の方の人が
「自己肯定感」のエネルギーがあるように見えるかもしれません。
ナルシストが
カリスマのすごい人のように見えることがあります。
自慈心の人は上下関係にもこだわらず、
非難や比較をすることもなく、
自然な関係性を保っているでしょう。
このことから
「普通の人」に見えることがありますので
「特別感」を求めている人には
物足りなさを感じるでしょう。
そう思うと自慈心溢れる人、
実は周りにたくさんいるかもしれませんね
今月のおすすめ
§§
今月は私がおすすめする自己肯定感をより高めていく
習慣づくりの方法です。
自分の「良いところ探し」です。
下記の画像ノートがoffice isでも取り扱っています。
「自分の好きなところ100」
ご希望の方はご連絡下さい。
長い期間積み重なった「自尊心の低下」は、
その人の人相さえ変えます。
例えば、野菜や花が育つ土として例えるならば、
長年必要な栄養や水分がなくなっている状態です。
そしてそのストレスを癒すには
相当な量の栄養や水分が必要となり時間も必要になります。
砂漠の様な土壌になっているので、
相当な水の量が必要となります。
つまりかなり強い「刺激」が必要となります。
(ギャンブルや買い物依存、アルコール依存、暴力など)
日々少しでも自分自身を認めてあげていくことで少しずつですが、
その「土壌」に潤いが戻ってきます。
自己価値をあげる為、自分の良いところ探し、
そして
他の人の嬉しい言葉を素直に受け取ってみたらいかがでしょうか?
自分が満たされて
初めて
愛する家族や
大切な人の人に
良い影響を与えていけることできるのだと思います。
マリアン・ウィリアムソンのことば
私たちの最も深刻な恐れは、自分の力が足りないということではない。
私たちの最も深刻な恐れは、自分にあまりにも力がありすぎるということだ。
私たちが一番おびえているのは、自分の光であって、自分の闇ではない。
私たちは自問する。
この自分に、輝かしく、華麗で、有能で、すばらしい人間である資格などあるのだろうか、と。
だが実際は、そういう人間であって当然ではないか。
あなたは、この宇宙が生んだ子供だ。
卑小な人間を演じていても、世の中の役に立てない。
まわりに不安を抱かせないように縮こまって生きていたら、誰にも光を与えられない。
私たちは、宇宙の栄光を明らかにする為に生まれる。
そして、その栄光は私たちの中にある。一部の人の中にあるのではなく、全ての人の中にある。
そして私たちが自分を光り輝かせる時、
私たちは知らず知らずのうちに、他の人にも同じことを許している。
そして私たちが自分自身の恐れから解放されるとき、
私たちの存在は、おのずと他の人にも解放する。
この8月も素敵な時間となりますように
いつもご覧いただきありがとうございます。