ストレスとどう向き合っていますか?

第37回 

 

ストレスとどう向き合っていますか?

 

『無意識が創り出す

未来に苦しい状態を招く

「不満解消法」を避ける為に』

 

§§

 

7月に入りましたね

レジャーシーズンの季節

「夏」が好きな方も多いと思います

 

そして

今年、2019年の後半の半年間も

心と身体の調整を

しっかりとしていきたいですね

 

§§

 

未来に苦しい状態を招くストレス発散法

「不満解消法」していませんか?

 

 

人によって色々なストレス解消法があるとおもいますが

あなたはどのようなストレス発散をしていますか?

 

趣味などでバランス調整をきちんと行っている方も

いらっしゃると思いますし

 

「忙しくて・・」と

自分をいたわる時間も無い方も多いと思います。

 

 

また、一時的にストレスを軽減させても

当然時間が重なると

同じストレスに悩まされてしまうこともあるのではないでしょうか?

 

日々、仕事や家事に追われるので

実際にストレス発散する時間も気力も

損なわれてしまうこともあるかもしれません。

 

♦♦

 

以前、整体師の友人が

 

『いくら身体の骨や筋肉を調整しても

ある一定の時間が経つと

同じ個所(身体)で同じ調整(施術)が必要となってしまう。

 

だから本来は

身体の好ましくない「癖」「パターン」に気づき

日々意識し改善していくことが必要なのだけれど

(歩き方や姿勢)

それを多くの人は行ってない。

いたちごっこのようで残念だ。

 

そう言っていました。

 

身体もストレスを感じるように

心も何かしら同じようなストレスを抱えます。

 

一時的にストレスを軽減させても

ごまかしているようなものです。

根本的な改善策を行っていくことが大切です。

 

 ♦♦

そのストレスの主な原因の正体は

 

仕事、お金、家族、健康などがあると思いますが

一番は人間関係と言われています。

 

その関係から来る

「不満」や「我慢」

ほとんどの人が抱えていると思います。

 

§§

 

不満を抱えやすいパターンから抜ける方法は

本などでもたくさん紹介されていますが、

「対人関係改善」のストレス軽減のポイントをご紹介します。

心理学講座では

実際にこのストレス改善を体験することが出来ます。

 

 

1・「人のせい(会社のせい)にするのをやめる」

あの人が○○すべきなのに、××してくれない。

会社にお願いしていたのに、全く聞いてくれない。

こんなに仕事が溜まっているのに、

誰も手伝ってくれない。

他の人や会社のせいにしてただ言っても何も始まりません。

人を自分の都合の良いようには動かすことは100%難しいでしょう。

このことは 

 

ポイント 2・「犠牲者意識から抜け出す」

 

1の人のせいにすることは

「私には100%何の責任もない」

「私は犠牲者です」と

言っていることになります。

 

そして、被害者意識というのは「受け身」の状態です。

誰かが何かに対して責任を果たすことを求めていて

自分自身の力を信じていません。

このような状態を繰り返すと自信喪失にもつながっていきます。

 

日本は奴隷社会ではなく

自分の意思であなたは今いる場所や立場を選んでいるはずなのです。

誰かに強要されたとしても

その「選択」は自分で決めたのなら

あなたにも「責任」がある(あった)ということです。

まずはそのことを受け入れましょう。

 

次に 

2・「その不満をあなたが

尊敬する人なら、どのように対処するのか?」

を考える。

 

 

不満を持っている状態は

自分のことを客観視できなくなり苛立ちもしくは

怒りを感じている状態です。

 

実際に今、この文章を読んでいる方の中にも

「八方塞がり」を感じている人もいるかもしれません。

それは非常に狭い視点になっています。

感情コントロールができなくなり

知らぬうちに自己喪失してしまいがちです。

(息が浅くなったり、不安を感じ動悸やめまいが起きます)

 

自分が手本する人、尊敬する人ならどうするかを考えていく

訓練をしていきましょう。

 

(肯定的なモデルとなる人、相談者を持つことも大切です)

 

3・人に期待しない。

 

よく「私はよく人に裏切られるんです!」という方がいますが、

そのような人は、相手に過剰な「期待」をしているのが原因です。

 

相手の人を完璧な「スーパーマン(ウーマン)」と思っているようで

常に相手に完璧であることを求め

頭の中で勝手に「期待」を行っています。

 

その期待に応えなかった場合(違った場合)

期待が大きければ大きいほど相当なダメージを受けます。

この「裏切られた感」は、

時に、想像もつかない程の争いの原因になる

不満や怒りにもつながります。

 

いわゆる完璧主義者と呼ばれる人のタイプに位置づけられます。

 

完璧主義者の人は

ストレス自動発動機になっている状態です。

 

本人自身が「完璧を求める人」となっているので、

人からの期待に応えられないことも多いことを

受け入れられず

結果苦しい精神状態にいる可能性があります。

 

過度に人に期待するのではなく

まず、自分に「期待する人」になりましょう。

 

§§

 

「いますぐやめるべき不満解消法」

 

未来に恐ろしい状態を招く

2つのストレス発散法

 

♦♦

1:時、場所、人を選ばず

陰口悪口(不平不満)をいう

 

解決を見つける肯定的な話ではなく

自分の正しさを誇示したいがためや

憂さ晴らしの為に陰口、悪口がパターン化している人は

大半は「知らない」で行っているのだと思いますが

 

実は、誰か(何か)の不平不満(悪口陰口)を口に出すのは

自分を不幸にする非常に危険な行為「習慣」なのです。

 

「脳科学的」に立証もされています。

「脳」は

他の人のことを言ったとしても

自分のことを言っていると理解してしまいます。

 

このことから、日常的に不平不満を口にしている人は

自分自身に

普段から相当なダメージを与えていることになります。

(口に出さなくても思考を頭の中で聞いていれば同じです。

いずれ口から出ますし、人相や行動に出ます)

 

結局は自分自身に「毒」を持っているようなのです。

それは少しずつ身体をむしばみ

人相や体型

そして、健康状態に表れてきます。

 

その結果の想像はつくと思いますが、

自己破綻、人間関係も破綻を引き起こす場合があります。

 

 §§

 

「泣く子と地頭には勝てぬ」のことわざもあります。

 

もう、大人なのに

子供のように泣き喚き不満をいう人や

高いステイタス(権威者)パワーがある人で

非難や罵声をあげる人が

もし、あなたの周りにいたら

結構なダメージを受けているかもしれません。

会社や同僚にいたらなおさら苦しいでしょう。

 

そして

優しいあなたは

その人のことを思い

「悪口(不満ばかり)を言うと信頼を無くすよ」と伝えてしまうと

逆に相手に強烈な不満を与えてしまう危険性があります。

 

そして、

「そうだね」「うんうん」と聞いただけでも

「同調してくれた」「理解された」「この人は分かってくれる」と

付きまとわれる可能性もあります。

 

その人が必要なのは

「陰での攻撃からは何も生まれることがない」

「人は、本来信頼できる存在ということ」

気づかせていくことです。

 

ただ、このように相手に気づかせていける

この位置は

プロのカウンセラー、専門家の位置です。

 

一方的な同情や一時の思いやりで一緒にいると

その人自身も人間不信やメンタルを崩してしまう可能性があります。

 

そういう人には同調もせず、非難もせず、距離をおくことが大切です。

 

♦♦

2:自分に溜め込む人

 

「いい人をやめてみる」

 

誰に相談することもできず、言わず、引きこりがちになる人もいます。

とにかく飲む、食べるを繰り返す。

自分にこもってしまう、引きこもる人です。

 

こちらのタイプの人は、

自分でなんとかしようとするタイプです。

 

とにかく我慢強いですが、身体を壊したり、肥満化したり

逆に拒食症になったり、精神的に不安定になりがちです。

 

身体に負担をかけるタイプと言えるでしょう。

身近で大切な家族にも相当な心配をかけることになります。

(突然死などもあります。)

 

見かけでは「良い人」「頼れる人」と思われがちです。

嫌とは言えないので、身近な人が気づいてあげたりすれば良いですが

本人は必要以上に頑張ってしまうことがあります。

頑張っている自覚もない場合もあります。

 

 

そして、我慢をして「いい人」を演じている人の根底には

「闇」が隠されています。

いわいる本人さえ気づいてない「裏の顔」です。

 

セッションしている時に言われることがあります。

 

「泉野さん、私、きれいなことばかりを言っていますが

実は、私の中にはどろどろとしたものがあります。

嫉妬や妬みや怒りがいっぱいあります。

他の人の成果や

上手く行ったことを聞くと素直に喜べない

とても嫌な人間なのです」

 

 

この感覚がその人自身を「嫌い」にしている理由でもあります。

以前も書きましたが、

自分の正直な気持ちを隠し

「良い人」を装っても幸せになることは難しいでしょう。

 

ただ、このように

肯定的な未来を求め

心をOPENにし

素直に打ち明けることができるようになれば

それだけで本人の中に変化が始まります。

(カウンセリング・コーチングの役割)

 

♦♦

 

思い当たるならば(人がいれば)

相談者を持ち話す時間や

趣味を楽しむ習慣

そして

定期健診に行ったり

自分の身体やメンタルの状態を

しっかり知ることをお勧めします。

 

何に関してもそうですが、

習慣化された自分の「癖」や「改善したい部分」は、

ご自身の意志だけでは、

時には非常に難しいこともあるでしょう。

 

以前にも書きましたが、

本人が望まない場合限り

その習慣を断ち切ることは不可能です。

おせっかいはやめておきましょう。

 

§§

 

思考を変えていく習慣づくり

 

不満や非難するものを呼び込み

不満や攻撃するものから攻撃を受ける

-アリストテレス-

 

ストレス解消に

自分を責める言葉や

他人を責める言葉を

習慣化していて

苦しい日々を送っているのなら

 

ほんの少しだけ

意識し

ストレスフリーになる為に

自分にかけている言葉を変えてみませんか?

 

今回はおすすめ本と映画も下記に記載しておきます。

 

興味のある方は是非鑑賞してみて下さい。

 

この7月も素敵な月をお過ごしください。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。