カウンセリング講座/セーフ&バウンダリーを受講して【1】
自分の「当たり前」が、変わる体験でした
自営業 K・O様
私は人に教える仕事をしていますが、大切なことを見落としていたと気づかされました。
人が前に進もうとしても、変わろうとしてもできない理由が理解できました。色々な生きづらさがあると思いますが、人との境界線、そしてそれは「愛着」が関係していること。そういうことを知らずに、ノウハウだけで相手を変えようとしていました。また自身自身とも向きあう時間でもありました。
自己愛性パーソナリティの傾向があったことにも気づき、過去の関わり方を振り返るきっかけにもなりました。
そして人の幸せに大きく関わっている、脳内物質(セロトニン、オキシトシン、アドレナリン)のバランスと、その整え方を学べたのも大きな収穫です。
人に寄り添う前に、自分に寄り添っていくこと、私の当たり前が変化しました。気づける場所となりました。
子どもたちの未来のために、まず私から変わろうと思えました
自営業 森本 祥子様
この講座を通して、人が悩む「本当の理由」に触れられた気がします。人はそれぞれ違う価値観や思い込み、信念を持って生きています。そんな中で、私自身はどう生き、どう関わっていくのか。コーチとして、カウンセラーとして、何を大切にしていけばいいのかが見えてきました。
印象深かったのは、「子どもの心」と「親との境界線」の学びです。これを知ったことで、子どもへの接し方はもちろん、夫との関係も驚くほど変わりました。まずは“しっかり聴く”“受け入れる”という基本が、どれほど相手との信頼関係を深めるのかを実感しました。今の私にできることから、ひとつずつ丁寧に取り組んでいきたい。そしてこの学びを、次の世代を担う子どもたちに伝えていけるような生き方をしていきたいと思っています。
本当に、たくさんの気づきでした。
自分自身のケアが、仕事にも家庭にもつながっていくと実感しました
自営業 森 尚美様
この講座は、クライアントさんの状態をより深く理解するために、とても役立つ内容でした。
そして同時に、自分自身の中にも同じような傾向があることに気づけたのは、想像以上に大きな収穫でした。
ただ知識を得るだけでなく、自分の心を整えることの大切さを実感し、カウンセラーとしての成長だけでなく、一人の人間としても大きく前進できたように思います。特に印象的だったのは、「愛着の問題が、人生にどう影響を与えるのか」という深い学びです。
これを知ったことで、クライアントとの関係性だけでなく、子どもとの関わり方や日々の接し方にも変化がありました。
「嫌われたくない」から我慢していました
会社員 佐久間 景子様
職場で、どう言葉をかけたら相手を傷つけずに伝えられるか…ずっと悩んでいました。
この講座では、そんな日常の小さなつまずきに対して「なるほど、そうだったのか」と思えるヒントがたくさんあり、まるで答え合わせをするような感覚で学ぶことができました。印象的だったのは、「相手を助けるには、まず自分の状態を整える必要がある」ということ。溺れている人を助けるには、自分が安全な場所にいて浮き輪を渡すようなイメージです。知識と経験は、その浮き輪になるのだと実感しました。これまで私は、相手に嫌われないようにと、自分の気持ちを飲み込むことが多くありました。でも今は、「嫌です」「できません」と自分の意思を言葉にできるようになってきました。
自分に嘘をつくことが、結果的に人間関係を苦しくしていたのだと気づいたからです。そして、良い・悪いではなく“ありのままの自分を受け入れる”ことで、他人のことも自然に許せるようになってきました。これからは、きちんと境界線を引きながら、心地よい人間関係を築いていきたいと思います。
まずは自分を大切にすることから、実践を続けていきます。
家族の中で「境界線」を失っていたことに、ようやく気づけました
会社員 N・Z様
講座の中で出てきた「家族間の問題」学校に行かなくなったこと、家族の言い争いも、不機嫌も暴言も、まるで私の家族のことがそのまま書かれているようで、とても衝撃的でした。これまでなんとなく感じていた違和感が、言葉になって目の前に現れたことで、深く腑に落ちた感覚があります。
私たち家族は、お互いの「境界線」をずっと越え続けていました。良かれと思ってやっていたことが、実は相手の成長を妨げ、相手を“弱くする”関わり方だったと気づいたのです。宿題は子どもがやるものなのに、いつも親が代わりにやっていたり、部屋の掃除を本人がすべきなのに、姉が代わりにしていたり…。気づけば、家族全体が“共依存”の関係になっていたのだと、はっとしました。今、このタイミングで気づけて本当によかった。
この学びを活かして、家族との関係を一つひとつ見直していこうと思います。
家族との関係が変わったら、職場でも違いを感じ始めました
会社員 M・K様
この講座を通して、私はこれまで、たくさんの人との境界線を侵して生きてきたと思いました。
特に家族間では、当たり前に自分の価値観を押しつけていました。一方的に決める、叱る、勝手にモノを使う、自分の都合に合わせて予定を決める…など。
それが当然になっていましたから、最初は「どうしてそれがダメなのか」と違和感がありました。しかし、学ぶうちに理解が深まっていきました。私はほぼパワハラ状態だったのでは?となりたくなかった大人になっていました。
この境界線を少しずつ実践してきた思ったのは、子どもたちとの関係が穏やかで心地よいものへと変わってきたのです。一方的に話すのではなくて、理由を聞くこと、きちんと「言葉」にしていくこと、など、実践していくと、家族の関係が整ってきました。すると、不思議なことに、職場での人間関係にも変化が現れ始めました。自分自身が変わったからなのか、それとも職場の境界線の曖昧さに敏感になったのか、相手が自分の思い通りに動かなくても、「理由」を聞くことが増え、「ああそういうことか…」と相手を理解できるようになりました。そういうことが続いていくと、距離が遠かった部下からも「相談」されるようになりました。境界線を尊重する、違いを尊重すると、ここまで「楽」になるのか…と驚いています。これからも「距離感」「境界線」で尊重、継続していきたいです。
相手を変えたくて悩んでいた私が、まず自分の関わり方を見直しました
会社員 須内 瑠璃様
「自分のコミュニケーションが、相手との関係をそのまま映し出していた」ということでした。
いかに私が、相手の話を「聞いているつもり」になっていたか…。無意識にすぐ自分の意見を挟んでしまっていたことにも、ようやく気づけました。
「あ、また私、相手の声をちゃんと受け止めずに話してしまった」。相手との会話のキャッチボールがめちゃくちゃでした。
私は、子どもと接することが多い仕事ですが、「もっと良く育ってほしい」「変わってほしい」という思いが強かったのですが、相手が変わるかどうかは相手の課題であり、私がコントロールすることではできないと学びました。もちろん、成長を願う気持ちは大切。でも、その願いが無意識に「相手を変えたい」と強いていたことに気づけたことです。相手との応答性を高めていくことを今では大切にしています。境界線は、自分のためにも相手のためにも、とても大事なことなんですね。相手と自分を尊重しながらコミュニケーション力を培っていきたいと思います。
「すぐに結果を出さなきゃ」という思い込みが、すっと消えていきました
自営業 F・S様
この講座を通して実感したのは、「自分の生きやすさは、感情をちゃんと受け入れることから始まる」ということでした。
人間関係の悩み、自己否定、愛着の問題…。
私がこれまで抱えてきたさまざまな生きづらさの根っこには、自分の感情を受け止めることをしてこなかったことがあると気づいたのです。
感情を受け入れることを避けてきたからこそ、心の器も広がらなかった。そのことをまさに「身に染みて」学ぶ時間になりました。
そして何より衝撃だったのは、自分が信念だと思っていたことが、実は「禁止令」だったことです。
全く逆のことを信じて今まで生きていたと知り、「うまくいかなかったのは当然だったんだ」と腑に落ちました。
また、ずっと持っていた
「すぐに結果を出さなきゃ」
「早く成長しないと」という焦りのような思い込みも、今回すっと手放せた気がします。
境界線・感情の受容・応答の大切さ。
情報がたくさんあって、今はまだ整理しきれていませんが、だからこそこれから、日々の生活に少しずつ取り入れていこうと思っています。
自分の感情を人に出せませんでした
会社員 H・N様
自己受容が大事だとは聞いていましたが、なかなか怖くてできないと感じていました。
自分の感情を両親に出すと、叱られた記憶があった為、自分の感情を人に出すと傷つけられると錯覚していたのだと思います。
このまま自分の感情と向き合わないまま1年、3年、5年、10年と続いていったら、多分私は壊れていたのかもしれません。
今まで自分を大きく見せようと頑張ってきましたが、その時はそれが自分を守ることのたった一つの手段だったのだと気づきました。
だからこそ生きていられたのだと思います。
しかし、同時に、自分の息苦しさとなっていたのだとも思います。
感情受容していくこと、そして、セロトニン活動、オキシトシン活動を日々大切にしながら、自分の境界線、相手の境界線を大切にして
過ごしていきたいと思います。
自分の小さな悲しみに、やっと寄り添うことができました
自営業 小林 真紀様
私は長年、愛着の問題、不安、劣等感、自己否定、無力感…本当に多くの悩みを抱えて生きてきました。
25歳で結婚しましたが、振り返ると、どこかで「家庭を持つこと」そのものに無意識の不安を感じていたように思います。
結婚して27年。心理学に出会うまでは、自分の問題をとにかく人に悟られないようにすることに多くのエネルギーを使っていました。
今思えば、私は「ヤングケアラー」でした。子どもの頃から、母を助けるために“大きな自分”でいなければならなかった。その経験が、今も「本当の自分よりも大きく見せる」無意識の癖として残っていたのだと思います。この講座を通して、ようやくそんな自分に気づけました。
気づいたとき、「あの頃の小さな私」がとても愛おしく感じられたこともありました。少しずつ私自身を回復させてくれる気がしています。
自分の感情を受け止め寄り添うこと、これから行っていきたいです。
自分を大切にしたいと思えるようになりました
会社員 Y・A様
受講中、どれもまるで自分のことのように感じるものばかりでした。母との愛着について思うと「そういえば、私は母とのスキンシップがあまりなかったな」という記憶がよみがえり、そこから愛着は「とても大切なものだなぁ」と思いながら、少し母を責めた気持ちにもなりました。しかし、親には親の事情もあるし、時代の流れもあったのだろうと思うと心が少しずつ整理されていき、不思議と楽になりました。
そんな中で「自分って、本当によくがんばってきたんだな」と、自分自身を認めることができ、その時の感情も受容できたことが良かったと思います。
自分で自分を大切にしていく。その思いを胸に、少しずつ前に進んでいきたいと思います。
早く知っていたら良かったと思う反面、それはそれで良かったと思っています。
看護師 竹内 荘二様
この講座の中での学んだことは、早く知っておきたかった、と思う自分がいました。
しかし、学びに遅すぎることはないと感じ、今日から実践することが大事だということを実感しています。
祖父母→両親→自分と引き継がれてきた考え方が、自分には大きな「信念」となっていました。
白黒思考も強く、「これが正しい」「僕は間違っていない」と…。相手の意見も価値観も無視し強要する境界線を侵す人でした。
最初、「境界線」を引くことに否定的でした。人と線引きをするというのは「見捨てる」「嫌う」「無視する」というように思い込んでいたからです。でもそれは逆だったと気づきました。あのまま独走していたら、未来、頑固で、人に耳を貸さない「一番なりたくない人間」になっていたと思います。今は、人との関係も自分もラクになり、境界線と距離感、本当に大切なのだと実感しています。
境界線、距離感の大切さを知りませんでした
会社員 S・F 様
この講座を受けて、自分の気持ちを受け入れる大切さに気づきました。その結果、怒りやイライラに振り回されることが驚くほど減り、心が穏やかになりました。自己受容の重要性を深く実感しています。
受講中、幼少期のことを多く思い出しました。父に手をあげられたこと、両親が私の気持ちに寄り添ってくれなかったこと、弟と自分を常に比較されたこと。それらの出来事のたびに「どうして気持ちを分かってくれないの?」という悲しみと辛さを感じていた自分に気づきました。これまで、その理由を深く考えず、父の短気や母のせいだと恨んだこともありました。しかし、今は「何か理由があったのかもしれない」と思えるようになり、心が軽くなったように感じています。
私のわがままぶりに困り果てた家族は、祖母が「何かに取り憑かれているのでは?」と考え、祈祷やお祓いに連れて行ったり、灸をすえてくれたこともありました。おそらく、私は家族を困らせるほどの子供だったのでしょう。そのように考えると、父の行動も一つの「イニシエーション(通過儀礼)」だったのだと気づき、感謝の気持ちが湧いてきました。
現在も、恥ずかしながら、私は時々不機嫌さを表に出したり、イライラして家族に無視をしたりしていたことに気づきました。この講座を受け、心が癒され、穏やかになり、自己受容ができるようになりました。
もう一つ、大きな収穫がありました。この学びが、他の人々にも役立つと感じられたことです。
私は、問題を抱えた子供たちと接する仕事をしています。以前は、子供たちの不機嫌に対して腫れ物に触るように接したり、一方的にわがままを聞いていました。しかし、今では子供たちの声や気持ちに寄り添うように心がけています。その結果、親御さんからの相談も増えました。
甘やかすことが「愛」ではなく、ルールや規則を教えることも「愛」の一部であることを理解できました。「社会性は、他人から教わるより、愛ある両親から学ぶ方が幸せだ」という泉野さんの言葉が深く心に響きました。もし、私が両親から「思い通りにならないことも世の中にはある」と教えられていなければ、他人との境界線を引くことができず、他人を支配しようとしたり、学校でいじめに遭うことになったかもしれません。
人との関係に欠かせない「境界線」や「ルール」を、「可哀想だから」といってわがままを許してしまうと、将来的に家族の問題は家族だけでは解決できなくなるという怖さを感じました。一人のために我慢や犠牲を強いられる悲劇もあります。それだけに、境界線や距離感がいかに大切かを改めて感じました。
この学びを得られて本当に良かったと心から思います。ありがとうございました。
見えないものの大切さに気づきました
会社員 尾崎 敦子様
泉野さんの著書『これで人づきあいは楽になる』を読んでから講座に参加することができました。
境界線や距離感の重要性は大切。なんとなくは分かっていたのですが、認識は違っていました。
本を読んだり、何かを学んだりして理解したつもりでも、人は自分の見たいように見て、聞きたいように聞き、感じたいように感じるんですよね‥
相手にとって「良い」と思ってしたことは、実は、相手は迷惑だったという経験があるように、相手の境界線を侵していたり、侵されていたりすることがあるということに、まったく気づいていなかったのです。過去からできた「価値観」は、大人になって多いに役立ってもいますが、中には、幼少期からの「傷つき」を大人になってまで引きずり生きづらさとなっている人も多いと思います。そんな中、境界線を学ぶというのは、自分を守り、癒し、整える方法だと思いました。大人になると日々の忙しさで自分と向き合う時間が無い人ほど、「境界線」学んで欲しいと思いました。
責任の所在が明確なると楽ですね
看護師 T・N様
これまで私は、他人との境界線を引けずに生きてきました。そのことが、数々の人間関係のトラブルにつながっていたのだと、この講座を通じて気づかされました。「距離感」や「境界線」がどれほど大切なのか…
正直、誰からも教えてもらったことがありませんでした。これは学校教育の中にもぜひ取り入れてほしいと、心から思います。
人と親しくなりたいから近づいても、うまくいかない。苦手な人とは距離をとりたいのに、それができない。そんなふうに悩んでいる人って、本当に多いのではないでしょうか。私は、人間関係にずっと苦しんできました。でも、今回の講座で「線を引くこと」が、自分を守るだけでなく、相手をも尊重することだと実感しています。もっと多くの人に知ってほしいと強く感じています。受講中にも、人とのトラブルが起きましたが、心の動揺も少なく、落ち着いて対応することができました。いつもなら、相手の顔色を見てとても怖かったのですが、出来事を改善させることに集中できたのです。相手と自分を線引きしたことで「責任の所在」が明確になり、仕事のストレスがぐっと減りました。以前のように「必死で頑張らなきゃ」と思わなくてもいいんだと思えるようにもなりました。あれほど「イヤだった仕事」が、「仕事」に変化しました。
親からの荷物を下ろしたら、心も体も軽くなりました
団体職員 T・N様
講座を受けて、まず気づいたのは、自分の中にあった幼い部分です。母との一体感を引きずったまま大人になり、「誰かにどうにかしてほしい」と心の奥で思っていた自分に、ようやく向き合えました。うすうす気づいてはいたけれど、認めるのが怖くて、ずっと見ないふりをしていたのだと思います。
今回、自分のため、そして家族のためにも、言い訳せずにその気持ちを受け入れてみようと思えたことで、不思議と心も体も楽になりました。
また、小さな頃から無意識のうちに背負っていた「親からの荷物」を、ようやく下ろすことができました。
「親子逆転」という言葉も印象的でした。思い返すと、私は幼い頃からずっと親の顔色をうかがって生きてきたように思います。そして今もなお、他人の顔色を見ながら生きていたことに気づかされました。
私は、子どもたちと日々関わる仕事をしています。だからこそ、この学びにはとても深い意味がありました。単なる知識で終わらせるのではなく、実践を通して、今の自分の役割を果たしていきたいと感じています。
心にたくさん響きました。
会社員 野村由佳様
受講中、心に響く気づきが「グサッ、グサッ」と刺さってきました。自分の心にたくさん届いてきました。
これまで私は「良い人でいなきゃ」と無意識に頑張ってきたし「嫌われたらダメ」という思いに縛られていました。「褒めらる年齢から褒める側の年齢」に達しているのに、人に褒められないとダメ、と思い込み、褒められない自分はダメなんだ…となっていました。
思い込みって怖いです。自分が“良い”と思ってやっていたことが、実は自分と相手との間に壁をつくっていたことにも気づけました。
自分の常識を相手に強いていたのだと思います。「自分に気づけたこと」境界線を尊重することを知らなければ、苦しい未来を迎えていたかもしれません。
そして、子育てに関しては、大切なことを学べました。家庭で子供を尊重することが「物質的なプレゼント」を買うことより、人生をかけての「大きなギフト」になると思ったのです。境界線、距離感、この気づきを大切に、日常の中で役立てていきたいと思います。
父への思いが軽くなりました。
キャリアコンサルタント 二川 隆司様
私の父は二年前に他界しました。そのとき、涙があまり出なかった自分に、どこか違和感を覚えていました。
「どうして悲しめないんだろう?」そんなふうに、自分の気持ちをうまく受け入れられなかったのです。
姉が、父について否定的に語っているのを聞いたとき、少しだけ救われたような気がしました。――自分だけじゃなかった。
でもやっぱり、父との関係には何の温かい記憶もないように思えて、胸の中はずっと冷たいままでした。
父からの強いられた「心の境界線」が浮き彫りになりました。
それに気づき、受け止めると、亡き両親の背景や気持ちに想いを馳せられるようになったことで、私の心にも少しずつ変化が起こりました。
「あの頃の父には、父なりの事情があったのかもしれない」
「親のすべてを否定することが、本当に自分の幸せに繋がるだろうか」そう思えるようになってから、
ふとした時に、楽しかった記憶も思い出せるようになったのです。
私は私の気持ちを大切にしていい。そういう風に自分自身と父親との「境」ができたような感覚でした。
嫌な記憶も、実は今の自分を支えてくれていた。楽しい記憶は、自分を肯定する土台になっていた。
そう思えたことで、自分自身をようやく受け止められるようになりました。この変化には、自分でも驚いています。
「まずは自分を大切にすること」
講座で学んだこの原点を、これからの仕事にも活かしていきたいと強く思います。
自分の幼稚さに気づき、受け止めることができました
会社員 N・N様
自分自身と向き合うのが怖くて、ずっと目をそらしていました。うまくいかないことがあると、「あの人のせい」「あの出来事のせい」と、都合の悪いことは全て他人のせいにしていたと思います。そして、世の中の物事を「白か黒か」「正しいか間違っているか」で判断してしまい、とても極端な見方をしていたと気づきました。その分、人に対して批判的になり、自分が批判されることも強く恐れていたのです。そんなふうに感じてしまう自分を、好きになれず、人に知られるのも怖かったのです。「どの経験も裏側があるし意味がある」その意味を見出した時は「私はこれでいいのかもしれない」と思えました。更に「自分を満たす」方法も学べました。これからは、焦らずに自分と丁寧に向き合いながら、少しずつ成長していきたいと思っています。
もっと早く気づけていたら…という思いもありますが、今ここから歩み始められたことに感謝しています。
罪悪感がありました。
介護士 和田 三津子様
私は、いつも心のどこかで、自分を責める声を聞いていました。
そして、いつも何かにつけて「後悔」していたのです。
「もっとああすればよかったんじゃないか」
「こうしておけばよかったのかも」
そんな思いが、気づけば「口ぐせ」のように繰り返されていました。
「まずは自分を整えることが大事ですよ」と言われても、頭ではわかっていても、実際にどうすればいいのか分からなかったんです。
でも、学ぶうちに理解できるようになりました。
問題が起きると他人の問題なのに「私が悪いのかな」「迷惑をかけてないかな」と罪悪感でした。
「自分の領域と、相手の領域」境界線がなく、ごちゃごちゃになっていたのです。
言われなくても、やってしまう。
頼まれてもないのに、助けてしまう。
いつもへとへとになっていました。
受講した後は、「ああすべきじゃなかった…」と思うことも、「それもひとつの経験だった」と変化しましたし、
相手のことに対しては頼まれるまでは「待つこと」ができるようになりました。
これからは、自分の役割や責任をちゃんと見極めながら、自分のことを大切にしていきたいです。
母から受け継がれた価値観で生きていました。
会社員 難波久枝様
境界線と距離感、自分が一番必要かも…と思って受講しました。
「自分と向き合うって、どういうことだろう?」
「自分を知るって、何を意味するんだろう?」
そんな疑問に、一つずつ答えが見えてきた気がします。
仕事では、ずっと人との距離感や境界線を大切にしてきたつもりでしたが、常に私は相手の価値観に合わせてきていただけでした。相手の価値観と自分の価値観に境界線を引けてなかったのです。自分の意見を言ってダメ。そんな言葉がいつも頭の中にありました。
振り返れば、母親は祖母に対してそのような感じでした。母親の姿を無意識で真似ていたのです。幼い頃からずっと抱えていた「頑張らなきゃ」「迷惑をかけちゃダメ」「役に立たない私は価値がない」という思い込みを受け継いでいたのだと気づきました。
これが悪いことだったわけではなく、知らなかったことが残念でした。しかし、今、気づいたことに価値があると思っています。
今では、「頑張れないときがあっても大丈夫」「迷惑をかけることがあっても大丈夫」「役に立てない日があっても、私はダメじゃない」そう選択できるようになりました。受講して良かったと思っています。
予想もしなかった問題が大きな変化となりました。
会社員 小林 真紀様
我が家と会社で直面したことがない大きな問題が起きました。まさに未経験の問題だったので心もショックでした。
受講するうちに、これは全く新しい問題ではなく、元々あり目を反らしていたために起こった問題だったことに気づきました。
スタッフと経営者との境界線、家庭内での親と子どもの関係の境界があいまいで「責任」の所在が不安定だったのです。「ノー」を言うことが怖かった私はその問題と向き合うことより、相手の顔色を優先し、ごまかし、場を安定させ、状態を和らげることだけに集中していました。争いを避けるために、何でも「イエス」と答えてしまう対応をしていたのです。結果、対処しきれないトラブルとなったのです。ちょうど講座中だったので、軌道修正しながら状態を整えることができました。この講座は、ただの説明だけでなく、自分以外の人々との距離感をどう取るか、境界線をどう引くかを実際に体験できました。これが私にとってはベストなタイミングでした。人の問題はほとんどが領域違反に起因しているのではないかとも感じました。自分のためにも相手のためにも「境界線」は必要、そう強く思っています。
ドタキャン人間でした。
会社員 S・K様
私は、無意識に他人の境界線を踏み越え、自分の境界線も他人に踏み込ませていたことに気づきました。
相手が自分に合わないと、一方的に関係を切ってしまったり、逆に自分が関係を切られると激怒して誹謗中傷してしまうこともありました。
人に「好かれよう」と「YES」を言い、前日イヤになって自分が「ドタキャン」するのに‥ですよ?。罪悪感と不信感となっていました。
信頼関係を築きたいのに、壊すって、意味が分からないですよね。周りからも嫌われてしまう…そう感じても、どうしてそんなことをするのか自分でも分からなかったのです。
この講座を受講して色々な自分の過去を癒すことができました。自己理解できると、自己受容もできました。
そして、自己信頼からを築こうと思いはじめました。気乗りしない誘いは、「ノー」を言おう、自分を嘘つきにするのを止めようと思いました。
もし一人で悩んでいたら、きっと何も変わってないし、苦しいままだったと思います。 信頼できる人を目指していきたいです。
自立できない理由が分かりました。
会社員 S・S様
自立したくても、自立できない…親元から離れることが怖かったんです。40近いのに、掃除、洗濯、買い物、服、会社への送り向かいも親にしてもらっていました。職場でも、責任を取ることがイヤでしたし、人との関係も上手く行っていませんでした。改善したいけど、出来ない…どうしてなのかが分からなかったのです。そんな中、受講を決めました。講座の中で「野良猫と家猫の違い」の話が心に深く残りました。私はずっと両親に守られていて、恵まれた環境が同時に、両親の過剰な守りが私を外の世界で「生きづらく」させていたことにも気づかされました。漠然とした怖さから解放される瞬間がありました。自分が「正しい」と信じていたことの別の側面を見ました。それが、私にとってショックでもありましたが、変化のきっかけとなりました。今では、家で居ても自分のことは自分でする、自分のモノは自分で買うようにしています。そうすると「私でもいいんだ」と、少しずつ頑張っている自分を受け入れることができるようになりました。自分と親との一体感に境界線を引き、自立に向けていきたいと思っています。
いつも不機嫌な私から卒業できます。
会社員 S・A様
私は、家庭でいつも不機嫌でした。その理由は、両親がよく喧嘩をしていたからです。
不機嫌な私を見ると、親は喧嘩を止めるのです。いつしか、私が不機嫌でいると、家の中の空気が収まることを覚えていました。
そのうち、この不機嫌な態度が私にとっては「安心」の方法となり、どんどんそれが習慣になっていきました。
家の外でも、この不機嫌で周りをコントロールするようになったことに気づきました。
まるでスーパーで欲しいものを買ってもらえない子どものように、不機嫌を顔に出して周りを動かす。
その幼稚さに、今となっては愕然としています。
今回の講座で、「きちんと『言葉』にすること」の重要性を学びました。
振り返ると、学校でも不機嫌になると、友達が気を使ってくれたことがありました。そのときは心地よく感じたものの、本当に友達と言える関係だったのか、悲しいですが疑問が残ります。不機嫌な自分の周りには、本当の友人がいなかったのかもしれません。境界線と距離感を学んだことは、私にとって本当に必要なことでした。
正直な気持ちが言えない
アルバイト M・M様
私は、子どもの頃から自分の正直な気持ちを親に言うと叱られる記憶がありました。そのため、素直に自分の気持ちを伝えると、何か怖いことが起きると思っていました。自分の心をそのまま言える場所がなかったのです。その代わりに、相手の顔色を見て話すことが得意となり、表面的なつきあいが得意になりました。しかし、自分が本当に思っていないことを言うので、相手も同じだと思ってしまうんですよね。そのため、どうしても相手を信頼することができないのです。このまま誰も信じられず生きていくのだろうか…と、寂しさを感じるようになりました。
そんな中、境界線の講座があることを知り、受講を決めました。これまで常に仮面をかぶって生きてきた私でしたが、そんな自分がいるからこそ、
こうやって改善しようとしてる自分もいるのだ、と、自分を受け入れることができたのです。まず、自分の信頼を取り戻すため、自分の気持ちを書き出したり自分のペースで、気持ちを受け入れることを少しずつ実践しています。
子供のために、と思っていましたが…。
主婦 M・M様
子供のためにこの講座を受けることに決めましたが、結果的に「境界線」と「距離感」を学んだことは、一番私自身のためになっています。
以前からフランスでは子供の自立が早いと聞いていました。
具体的には、
-
子供への過干渉はやめること。
-
子供同士の喧嘩に口出ししないこと。
- 親同士の喧嘩に子供を巻き込まないこと。
- 片方の親が片方の親の悪口や不満を言わないこと。
-
自分の子供が他の親にお世話になっても、その親にお礼を言わないこと。
-
子供が何か言ってきたらきちんと応答してあげること。
-
アドバイスせず、感情だけを受け入れてあげること。
まだまだたくさんメモしましたが、とても大事な境界線だと思って実践しています。
学んでいて、子供のうちからしっかりと境界線を引くことはその子の将来に渡っての軸になると思ったのです。
最初はその意味を完全に理解できませんでした。実際に境界線を可視化する経験もできたので良かったです。
家族全員が良い変化を感じており、この講座に参加して本当に良かったと思っています。
不登校の子供が学校に行くようになりました。
カウンセラー 井上 みちお様
私自身が愛着の問題に悩んでいたことに気づき、講座の内容が腑に落ちることが多かったです。
この6日間の講座は本当に内容が濃く、特に相手との距離感と境界線を意識し、尊重することがどれほど大切かを学びました。
「境界線」と「距離感」の実践には、私自身がまず安心し安定することだと思いました。
私が不安定だったということもありますが、子どもは不登校になりました。
学校に行くことを強要したことはないのですが、私自身が安心できる状態になること、そして、子供の境界線を侵さないように過干渉を止めました。
そして、子供の感情を受け止めていくことを意識していきました。すると、「子供が学校に行く」と言い始めたのです。
まだまだ不安定ですが「家族はひとつのシステム」という、この言葉通り、親も子も共に影響し合っていることを実感しています。
(※個人様の感想です。感じ方には個人差がありますので全ての方に同じ結果をもたらすということではありません。)